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Neil Young with Crazy Horse / Live Rust (ORS12)
(1979) 《songlist》 01. Sugar Mountain 02. I Am a Child 03. Comes a Time 04. After the Gold Rush 05. My My, Hey Hey (Out of the Blue) 06. When You Dance I Can Really Love 07. The Loner 08. The Needle and the Damage Done 09. Lotta Love 10. Sedan Delivery 11. Powderfinger 12. Cortez the Killer 13. Cinnamon Girl 14. Like a Hurricane 15. Hey Hey, My My (Into the Black) 16. Tonight's the Night
Reprise Recordsk-69
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Neil Young + Promise of the Real / Earth (ORS 47)
(2016) ニール・ヤングの新しい試みとしてリリースされたアルバム。ジョン・ハンロンとヤングのプロデュース。 基本はプロミス・オブ・ザ・リアルと行っている“レヴェル・コンサート・ツアー”からのライヴ演奏なのだが、SEやコーラスを後から付け足している。雷鳴から雨音、カエルの鳴き声にヤングのハーモニカ、オルガンと続いてくる“Mother Earth (Natural Anthem)”で始まるが、この曲は、オリジナルの“Ragged Glory”でもライヴ録音だった。 2曲目の“Seed Justice”は2015年9月19日に初めてライヴで演奏された新曲。 3曲目の“My Country Home”は“Ragged Glory”に収録されていた曲で、当時は“Country Home”と表記されている。イントロのカラスや鶏の鳴き声がいい。 “Western Hero”や“Vampire Blues”、“Hippie Dream”といった曲が収録されているのもヤングらしい選曲。 ヤングはアルバムをリリースして終わりって感じでは無く、昔の曲の中から今歌いたい曲をうまくチョイスして、新たなメッセージとしてライヴで演奏している。決してベスト・アルバムのような選曲にならないのが本当に良い。 “Love & Only Love”は、30分近くの怒涛の演奏がたまらなく良い。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 disc: 1 01. Mother Earth 02. Seed Justice 03. My Country Home 04. The Monsanto Years 05. Western Hero 06. Vampire Blues 07. Hippie Dream 08. After the Gold Rush 09. Human Highway disc: 2 01. Big Box 02. People Want to Hear About Love 03. Wolf Moon 04. Love and Only Love
Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Freedom (ORS 22)
(1989) ニール・ヤングの18枚目のアルバム。ヤングとニコ・ボラスのプロデュース。 チャド・クロムウェルとリック・ロサスの強力なリズム隊無くしては、緊迫したこのサウンドは仕上がらなかったと思える。 その中に、リンダ・ロンシュタットがヴォーカルで参加している“Hangin' on a Limb”と“The Ways of Love”は清涼感を与えてくれる。この出し入れがヤングの憎いところだ。 ザ・ドリフターズの“On Broadway”は意外な選曲で、ヤングらしい仕上がりとなっている。 アルバムの頭と最後に入っている“Rockin' in the Free World”の力強さはたまらない。アコギだけのライヴ・ヴァージョンが強烈なインパクトを与え、ラストのバンドでの演奏は鬼気迫るヤングのソロがたまらない。バンド・ヴァージョンはシングル・チャートの2位となった。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Rockin' in the Free World (Live acoustic) 02. Crime in the City (Sixty to Zero, Pt. 1) 03. Don't Cry 04. Hangin' on a Limb 05. Eldorado 06. The Ways of Love 07. Someday 08. On Broadway 09. Wrecking Ball 10. No More 11. Too Far Gone 12. Rockin' in the Free World (Electric)
This Note's for You Ragged Glory Reprise Recordsk-69
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Neil Young & the Bluenotes / This Note's for You (ORS 20)
(1988) リプリーズ・レコードに復帰した、ニール・ヤングの17枚目のアルバム。ヤングとニコ・ボラスのプロデュース。 6人のホーン・セクションを中心としたザ・ブルーノーツを従えたヤングは、ゴキゲンなサウンドで迫ってくる感じだ。ジャズの名門レーベルから拝借したのだろうが、ジャズという感じでは無くブルース寄りかもしれない。 ゲフィンでの5年間はなんだったのだろうかと思えるキレのある聴いておきたいアルバム。 《songlist》 01. Ten Men Workin' 02. This Note's for You 03. Coupe de Ville 04. Life in the City 05. Twilight 06. Married Man 07. Sunny Inside 08. Can't Believe Your Lyin' 09. Hey Hey 10. One Thing
Life Freedom Reprise Recordsk-69
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Neil Young & Crazy Horse / Re-ac-tor (ORS 14)
(1981) ニール・ヤングの11枚目のアルバム。ヤング、ティム・マリガン、デヴィッド・ブリッグスとジェリー・ネーピアのプロデュース。クレイジー・ホースとの久々の録音となっている。 このアルバムでは、クレイジー・ホースがかなりしっかりとした演奏をしているのが特徴となっている。 このアルバムを最後に、リプリーズ・レコードを離れていった。 《songlist》 01. Op-er-a Star 02. Surf-er Joe and Moe the Sleaze 03. T-Bone 04. Get Back on It 05. South-ern Pac-i-fic 06. Mo-tor Cit-y 07. Rap-id Tran-sit 08. Shots
Hawks & Doves Trans Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Hawks & Doves (ORS 13)
(1980) ニール・ヤングの10枚目のアルバム。ヤングとティム・マリガン、エリオット・メイザーのプロデュース。このアルバムは1974-77年に録音された未発表曲を収録している。 アナログのA面に当たるT-1〜4は重たく暗いトーンの曲、B面のT-5〜9はカントリー・テイスト曲が収録されている。 “Little Wing”と“The Old Homestead”は未発売のアルバム“Homegrown”に収録されていた曲で、“The Old Homestead”はザ・バンドのレヴォン・ヘルムがドラムを叩いている。 落ち込んだ時に聴くと、下がったテンションがグッ〜と上がってくるアルバム。 《songlist》 01. Little Wing 02. The Old Homestead 03. Lost in Space 04. Captain Kennedy 05. Stayin' Power 06. Coastline 07. Union Man 08. Comin' Apart at Every Nail 09. Hawks & Doves
Rust Never Sleeps Re-ac-tor Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Neil Young (ORS 00/01)
(1968) バファロー・スプリングフィールド脱退後、ニール・ヤングがリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースはヤングに、デヴィッド・ブリッグスが7曲、ジャック・ニッチェとライ・クーダーが3曲を行った。 ヤングの今後を感じさせるヴァラエティにとんだ曲が並んでいる。アナログの各面の頭はインストになっているが、プロデューサーが違うので違った色が出ている。 代表曲でもある“The Loner”や“The Old Laughing Lady”、10分を超える“The Last Trip To Tulsa”など聴きどころの多いアルバム。 《songlist》 01. The Emperor of Wyoming 02. The Loner 03. If I Could Have Her Tonight 04. I've Been Waiting for You 05. The Old Laughing Lady 06. String Quartet from Whiskey Boot Hill 07. Here We Are in the Years 08. What Did You Do to My Life? 09. I've Loved Her So Long 10. The Last Trip to Tulsa
Everybody Knows This Is Nowhere Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Silver & Gold (ORS 33)
(2000) ニール・ヤングの24枚目のアルバム。ヤングとベン・キースのプロデュース。 ベン・キース、スプーナー・オールダム、ダック・ダン、ジム・ケルトナー等のアメリカの音楽シーンを作ってきたメンバーとの録音は、安心して聴ける音がいい。さらに“Red Sun”では、リンダ・ロンシュタットとエミルー・ハリスがコーラスで参加している。 世間的な評価は低いが、ヤングのアコースティック・サイドの魅力が詰まった内容となっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Good to See You 02. Silver & Gold 03. Daddy Went Walkin' 04. Buffalo Springfield Again 05. The Great Divide 06. Horseshoe Man 07. Red Sun 08. Distant Camera 09. Razor Love 10. Without Rings
Broken Arrow Are You Passionate? Reprise Recordsk-69
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Neil Young & Crazy Horse / Broken Arrow (ORS 31)
(1996) ニール・ヤングのセルフ・プロデュースの23枚目のアルバム。 4分を超える曲が6曲もあり、クレイジー・ホースとのユルユルの演奏に心地よさと安心感を覚える。このアルバムも一発録音のような感じの仕上がりだ。 多くのミュージシャンにカヴァーされている“Baby, What You Want Me to Do”はライヴ録音となっている。 翌年公開となったジム・ジャームッシュが監督のツアー・ドキュメンタリーの“Year of the Horse”のエンドロールで“Music Arcade”が流れていた。 《songlist》 01. Big Time 02. Loose Change 03. Slip Away 04. Changing Highways 05. Scattered (Let's Think About Livin') 06. This Town 07. Music Arcade 08. Baby, What You Want Me to Do
Mirror Ball Silver & Gold Reprise Recordsk-69
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Neil Young with Crazy Horse / Sleeps with Angels (ORS 28)
(1994) ニール・ヤングの21枚目のアルバム。クレイジー・ホースの演奏で、ヤングとデヴィッド・ブリッグスのプロデュース。 このアルバムの録音中に、ニルヴァーナのカート・コバーンが死を選んだ。その遺書に“It's better to burn out than to fade away”と、ヤングの“Hey Hey My My”の歌詞が引用されていた。 その後に発売されたアルバムなので色々と憶測が流れたが、1993年から作られていたからカートの死はそんなに影響していないと思う。しかし、とにかく暗いアルバムとなっている。 全米のアルバム・チャートで9位となった。 《songlist》 01. My Heart 02. Prime of Life 03. Driveby 04. Western Hero 05. Change Your Mind 06. Blue Eden 07. Safeway Cart 08. Train of Love 09. Trans Am 10. Piece of Crap 11. A Dream That Can Last
Harvest Moon Mirror Ball Reprise Recordsk-69
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Stills-Young Band / Long May You Run (ORS 08.5)
(1976) バファロー・スプリングフィールド〜C.S.N.&Yと仲違いしてきたスティーヴン・スティルスとニール・ヤングだが、何気に仲が良いって感じがする。 スティルスのバンドでヤングが歌う感じだが、演奏がしっかりしているのでいつもとは違うヤングの曲だ。伸び伸びと歌うヤングと、ちょっと暗めのスティルスが好対照な感じがする。スティルスが4曲で、ヤングが5曲と微妙な配分がいい。 トム・ダウト、ドン・ゲーマン、スティルス&ヤングのプロデュース。2人の共演は全米チャートの26位とまずまずの結果に終わった。 でも、ヤングのパートナーとして一番なのは、スティルスだってことを改めて感じたアルバム。タイトル曲の“Long May You Run”は、今でも歌われる名曲のひとつ。 《songlist》 01. Long May You Run 02. Make Love to You 03. Midnight on the Bay 04. Black Coral 05. Ocean Girl 06. Let It Shine 07. 12/8 Blues (All the Same) 08. Fontainebleau 09. Guardian Angel
Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Prairie Wind (ORS 37)
(2005) “草原を吹き渡る風”と題された、ヤングとベン・キースのプロデュースによるココロ暖まるアルバム。スプーナー・オールダム、リック・ロサスに、カール・ヒメルとチャド・クロムウェルのバンド。エミルー・ハリスがコーラスで参加。 ベン・キースが主導となっている感じがするサウンドが、ホントに心地よい。ヤングに何を求めているかで、このアルバムの価値が変わると思う。個人的には大好きなヤングである。大きく振れているヤングも魅力的だが、それだけを求めている人が多すぎる。だからこういったアルバムが、あまり評価されない気がする。残念すぎる…。 《songlist》 01. The Painter 02. No Wonder 03. Falling Off the Face of the Earth 04. Far from Home 05. It's a Dream 06. Prairie Wind 07. Here for You 08. This Old Guitar 09. He Was the King 10. When God Made Me
Greendale Living with War Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Living with War (ORS 38)
(2006) 前作からわずか半年で届けられたヤングの新作は、怒れるヤングが全開となった感じがする。 ニコ・ボラスとのヴォリューム・ディラーズでのプロデュースで、リック・ロサスとチャド・クロムウェルのリズム隊がバックを務めた。9日間での録音という全てが急を要するものだが、その出来は素晴らしいものだ。ヤングが外側に向かってメッセージを放つ時のエネルギーは計り知れない。だからといって人々を扇動するわけではなく、その先はアルバムを聴いた人たちがどうするかを委ねている感じがする。 時代に向き合ったヤングの名盤ひとつ。 《songlist》 01. After the Garden 02. Living with War 03. The Restless Consumer 04. Shock and Awe 05. Families 06. Flags of Freedom 07. Let's Impeach the President 08. Lookin' for a Leader 09. Roger and Out 10. America the Beautiful
Prairie Wind Chrome Dreams II Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Chrome Dreams II (ORS 39)
(2007) 80年代の未発表3曲と、新曲7曲を収録したニール・ヤングの新作。プロデュースはヤングとニコ・ボラスのヴォリューム・ディラーズが行った。バンドは、ベン・キースとリック・ロサス、ラルフ・モリーナと珍しいメンバーでの録音。 このアルバムの聴きどころは“Ordinary People”だろう。ライヴでは演奏されていたが、アルバムには収録されていなかった18分を超える大作。この曲だけ、ポンチョ、リック・ロサス、チャド・クロムウェルとホーンの演奏になっている。 アルバム・タイトルに“Chrome Dreams II”とあるが、“Chrome Dreams I”は存在しない。76年〜77年くらいにアルバムを作る予定で録音をしていたが、お蔵入りになったアルバムのタイトル。録音していた何曲かはその後のアルバムに収録された。 《songlist》 01. Beautiful Bluebird 02. Boxcar 03. Ordinary People 04. Shining Light 05. The Believer 06. Spirit Road 07. Dirty Old Man 08. Ever After 09. No Hidden Path 10. The Way
Living with War Fork in the Road Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Mirror Ball (ORS 29)
(1995) “グランジ界のゴッド・ファーザー”と呼ばれていたヤングが、パール・ジャムと作ったアルバム。大人の事情でパール・ジャムの名前がジャケには表記されなかった。 プロデューサーはブレンダン・オブライエン。 一発録音のようなラフな感じの音がヤングらしい。ヤングのエネルギッシュなギターがたまらないし、それに答えるようなパール・ジャムの演奏も良い。若干気迫負けしているようだが、このアルバムで感じられる疾走感は、クレイジー・ホースでは無理かもしれない。 あんまり評価は高くないが、このアルバムの共演によってパール・ジャムに興味を持った。こんな感じで、興味の対象が広がるのは良いことだと思っている。 《songlist》 01. Song X 02. Act of Love 03. I'm the Ocean 04. Big Green Country 05. Truth Be Known 06. Downtown 07. What Happened Yesterday 08. Peace and Love 09. Throw Your Hatred Down 10. Scenery 11. Fallen Angel
Sleeps with Angels Broken Arrow Reprise Recordsk-69