ジャンプ弾 (ちびっ子戦争の掟の巻!)

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懐かしいジャンプ弾です。
遊び方は、
先端の金属部分を伸ばして空いた隙間に火薬弾を挟めます。
そして空に向かって弧を描く様に投げます。
すると、先端が金属で重いため地面に到達する時に真下になり挟んでおいた火薬弾を圧迫して大きな音で破裂する仕組みです。
このジャンプ弾は僕達が子供の頃流行った"ちびっ子戦争"に欠かせないアイテムのひとつでありました!
では、簡単に"ちびっ子戦争"の説明をしましょう!

開催場所 : 近所の空き地
僕達が小学校に就学前後はまだ空き地が沢山あり、戦争二十数年しか経っていなかった為、まだ防空壕跡が多く存在しておりました!そこを陣地としたり 廃品を積み重ねて陣地を作る事もありました。

ルール
これは 有って無いようなもので、2チームに分かれて 取り敢えず相手の陣地目掛けて如何にインパクトのある攻撃が出来るか否かと言うものでした!

階級 : 基本は年功序列(特別待遇などあり)

大将:
仲間のなかで一番年上で喧嘩が強く泣いたところを見られた事がない者

大佐〜軍曹 :
基本、大将以外の年功序列だが、戦闘時により多くの武器や火薬を上納したものは、年が若くても大将より飛び級の待遇を受けることがある。

一等兵 :
一番年下ではあるが、2B弾やジャンプ弾、クラッカーなどの扱いになれている者

二等兵 :
一番年下でドンくさい者及び 偶々近くを通りかかった顔見知りの飛び入り参加の者(偶に驚く程の活躍をして、次回からいきなり特進する事がある)

捕虜 :
相手を攻撃している際、2B弾の爆発が不発や投げ損ない時の隙がある時、敵の兵士にタッチされると捕虜となる!大抵、マッチの使い方に慣れていない二等兵が捕虜となりやすい!

工作員 :
敵陣に藪などを通って密かに裏手にまわり爆発などを仕掛ける任務や捕虜の解放など担当する者(捕虜の解放と言っても、戦況に全く影響の無い二等兵は ほぼ見捨てられる事が多いが、偶々不発で捕まった幹部級の兵士の解放のみ任務を果たす!)

軍医及び救護兵は基本自己責任のため存在せず

以上の階級が存在します。

武器 :
ジャンプ弾、2B弾、銀玉鉄砲、地面に叩きつけるクラッカー、砂(ドンくさい二等兵で武器すらも持たせて貰えない者が手持ち無沙汰でとりあえず相手目がけて投げる)
❇︎ロケット花火ば飛び過ぎるため、一度瓶の中に入れて相手に投げたらとてつもない威力で破裂したので、それ以降使用禁止となりました!

この戦争で僕は幼稚園児から入隊、そして当時シュンちゃんは既に小学校だったのですが、お互い二等兵で二人はよく捕虜になりました!元々僕は平和主義であるためその日の先頭が終わる後は、ただ見てるだけ〜!
しかし、シュンちゃんは違いました。
すきあらばいい脱走!その足の速い事速い事‼︎とんでもないすばしっこさを発揮しておりました!
その姿は、サンダーバードに出でくるパーカーにメガネを掛けさせて逃げる様子を想像して頂ければ間違えありません!
でも、こんなに逃げ足が速いにもかかわらず、戦況には全然影響が無いので 再び二等兵を言い渡されるのでありました!

昭和のまだ、のんびりしていた頃のおはなしでした。笑笑!

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    Naohisa Makimura

    2020/05/02

    手榴弾タイプもありましたよね
    当時は、火薬を発火させる喜びに打ち震えていました
    まだ、モデルガンなんて知らない子供時代のお話です

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