MONTAGE / YEN TOWN BAND イェンタウンバンド

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YEN TOWN BANDのファーストアルバム、モンタージュ。

1996年に発売されたこの名盤は、2015年に初のアナログ化が実現。
しかしすぐにソールドアウトし、現在ではプレミアがついたアホみたいな価格になってる。
そんな中、2018年のレコードの日にアナログ盤の再発が決定。

俺がレコードプレーヤーを手に入れた時、真っ先に思ったことは「YEN TOWN BANDのアナログがほしい!」ということ。
このアルバムは人生の中でもベスト3に入るほど好きな作品。
初めて聴いた時、1曲目「Sunday Park」のイントロのギターが流れた瞬間、本当にゾクっとなった。
カッコ良さ、そしてそれ以上に音の良さにビックリした。
同じCDなのに、それまで聴いてた他のCDとは全く異なる音。
なんでこんなにカッコいい音が出せるんだろう?と不思議に思ったことを覚えている。

「Sunday Park」が終わり、「Mama's alright」になっても「She don't care」になっても、ずーっとカッコいい音。
(同じアルバムだから当たり前なんだけど)
そんな感じで音の良さにヤラれてるところに4曲目が「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」。
もうたまんない。
結局そのまま最後の「My way」まで、音の良さと曲のハンパないクオリティは保たれたまま。

興奮して音の良さについてばかり書いちゃったけど、曲の素晴らしさが本当に凄い。
8曲全てが大名曲。
90年代後半は「孤独の太陽」「深海」「MONTAGE」と小林武史の才能が爆発してた時期。特にこのアルバムは編曲だけでなく彼の作曲の才能がスパークしており、恐ろしいほどの完成度。
デビュー作からずっと高レベルで推移してきたCHARAの作曲も、今作でもキレッキレのレベルに達しており、本当に奇跡の名盤。

この音をアナログ盤で聴けたら、どんなに良いんだろう!
そう思ってレコードの発売状況を調べた結果、冒頭で書いた内容を発見したという流れです。
すでにレコードの日は終わっており、でもこの近いタイミングで再発されたことに運命を感じながら、レコード屋を探し回ったところ、一枚無事に見つけることが出来ました。

ドキドキしながらターンテーブルに乗せて針を落とし「Sunday Park」のイントロを聴く…

・・・いや感動した。

あの枯れた音色が、立体感を持って飛びかかってくる感じ。
目の前で演奏しているような臨場感。
思わずCDとの聴き比べなんかしちゃったけど、やっぱり全然違う。

このLPを聴いたことで、改めてレコードの音の良さを体感し、レコードにハマっていったような気がする。

興奮して熱く書いてしまった…

#アナログレコード
#チャラ

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