鉄道の遺跡を発掘せよ！2 東萩駅で半世紀前のやくもを見れるか！？

維新の街で、鉄道遺跡を発掘せよ。

東萩駅 そろそろ秋らしい気候に近づいてきた中、オーナーは仕事で東萩駅の近くにいました。オーナーは東萩駅に鉄道遺跡があることは5年前に鉄道仲間から聞いていました。

 ーー5年前の会話ーー 

鉄っちゃんA「たしか、H萩駅だったと、思う。凄えものを見た。」

 鉄っちゃんB「凄えってなによ。」 私「気になる！続きが聞きたい！」

 鉄っちゃんA「やくも って列車あるだろ？」 

R「ああ、岡山から出雲市の特急の？」

 鉄っちゃんB「それがどうした？また車内で腹でも痛くなったのか？」 

鉄っちゃんA「ちげぇよ。あるんだよ。やくもが・・H萩駅に・乗車位置が・・」

 R「なんか幽霊でもみたような感じだなあ・・ってH萩駅にやくも、まさか準急時代のやくもか！！」 

鉄っちゃんB「バカな！もう半世紀以上たってるんだぞ！」 

鉄っちゃんA「本当だって、5年前だったか18キップでH萩駅に下車したんだが、あの駅にある島式ホームを見物しに行ったんだ、そしたら真ん中の辺りにかすって見えたんだ さんべ あきよし があったよ、俺はこのホーム絶対何かあると思って先っちょの方に行ったのよ、そしたら 黄色い字で、かすかに やくも って」 

R「確かにH萩駅は、古いし、優等列車が停車が停車していたから書いてあっても、おかしくないかっ」

 鉄っちゃんB「マジか！？お前、酒飲んでたんじゃねーの！？」 

鉄っちゃんA「だからちげぇって、まず未成年なのに酒飲まねェよ！まあ1番いいのはよ、現場は見ろだ、俺はあの時、写真を撮ろうと思っていたが、あいにくケータイの電池が切れててね撮れなかった、まあ、見つけたコーフンの衝動で撮りたくても取れなかったと思うが、まあお前らもあの辺り行く機会があったら行ってみそ」 

※ドラマティックに濃厚に会話を書いていますが、実際こんな丁寧に発言していません。ただ言っていたことは、ほぼ同じです（笑）

 なんと、この駅に 準急時代の やくも の乗車位置が眠っているというのです。 やくも と言えば 現在 特急として岡山〜出雲市を結ぶ伯備線代表特急として親しまれています。やくも といえば、こちらの列車を思い浮かべる方のほうが多いのではないのでしょうか。しかし、現在の やくも は三代目でして初代、2代目がいるのです。歴代の やくも を見ますと、

 初代 1959年〜1965年 米子〜博多 で準急列車としての やくも (特急 いそかぜ のご先祖）

2代目 1965年〜1972年 新大阪〜浜田 で特急としてのやくも (特急 まつかぜ のご先祖)

3代目 1972年〜現在 岡山〜出雲市を結ぶ特急 やくも 

この中で東萩駅に停車していたのは初代で、すでに半世紀以上が経過しています。 おまけに今のところwiki先生の駅構造にも乗車位置のことは記されておりません。さらに やくも 以外にも 急行 さんべ や あきよし も眠っているというのです。

 はたして彼の言っていた 初代 やくもの乗車位置は存在するのか！？ 仕事を終えたオーナーは直に帰宅せず、さっそく東萩駅にLETSラGO！！ 

東萩駅に到着しました。

東萩駅がある萩市は明治維新発展の基礎として栄え、近年、数々の遺構などが世界遺産にも認定され、オマケに東萩駅には、豪華列車 瑞風 停車、さらに 観光列車 ○○のはなし の始発駅になっています。

  私は駅舎に入ると、早々に入場券を買いました。

駅舎ガラス外側にカマキリがいました。実はこれ駅舎の中側から私が立って、頭に乗っかっている風に見せかけて自撮りにし、ポストカードがてらにして知り合いに送ろうと思いましたが、寒いのでやめました（笑）

 〇〇のはなし好評運行中！！乗りに来てね！！(※運転日注意) 

駅員さんに入場券を渡して入ると、さあ発掘調査に出発。はたして半世紀前の乗車位置は存在するのでしょうか・・・ 

ーーつづくーー  

#鉄道の遺跡シリーズ