鉄道の遺跡を発掘せよ！！安芸の宮島口駅！！その1

ここ日本三景の一つである、安芸の厳島。かつて平清盛が築き上げた厳島神社がある。

さて、今回の発掘調査はここが舞台となります。

 この地は、大観光地だけあって、かつて様々な列車が厳島の最寄駅、宮島口駅に様々な列車が停車していました。そのため、かつての列車たちの乗車位置案内が未だに半世紀近くの時を得て眠っているのです。 オーナーは真夏の太陽に誘われ、近所をドライブするつもりでしたが、いつのまにか宮島口駅へ向かっていました。日本三景 厳島の対岸の桟橋に着いたオーナー。

車を降りて、宮島口駅へ向かう私。 入場券を買って構内に入り1番ホームを見て行きましょう！！

(↑1番ホーム)

(高速道路を使わず、国道オンリーで来た。昼に地元から出発したので、辺りはもう、夕方に)

あっさっそく発見！！(第一村人発見的なノリで) 

おおっコレは 急行 出島だっ！ 急行 出島は、かつて 呉・広島〜長崎を結んだ急行列車です。 しかし、今回の停車位置はホーム地面に彫ってあるため、はっきりとわかるくらい残っております。前回 鉄道の遺跡を発掘！！小倉駅 その2 をご覧いただいた方は、覚えてらっしゃるかもしれませんが、前回の 急行 出島(鉄道の遺跡を発掘！！小倉駅 その2 参照)は、ダイニングメッセージのように壊れている文字を解読していましたが、今回は 存在感をアピールしているくらいの分かりやすさっぷり。45年あまり経過しても、消えることない乗車位置案内があるとは恐るべし！！次に参りましょう。 

オオッ！コレは しおじ だ！ 特急 しおじ 新大阪・大阪～広島・下関を結んだ日中の特急列車。1975年まで運転されていた特急。登場時の1964年では新大阪～下関のみだった。東海道新幹線開業により押し出された、こだま型の151系車両が使用された。しかし151系では瀬野八(山陽本線の峠の難所)を超えていたが、その後、181系化され、さらに途中からは485系や583系といった様々な車両が充当されるようになった。山陽新幹線全線開業によりその他の多くの特急と共に廃止となった。名前の由来は瀬戸内海の「海流の流れる道」にちなむ。 いやあ、あの山陽本線の名門特急 しおじ の名前が現代のホームで観れるとは。 コレはぜひともJRさんに残していただきたい。

 宮島口駅の乗車位置案内は、まだまだ続きます！！ 鉄道の遺跡を発掘せよ！！宮島口駅！！その2へ続く！！ 

当ミュージアムでは、乗車位置案内関連として、9Fに 栄光の乗車位置案内がございます。宜しければ、ぜひご覧ください。

#鉄道の遺跡シリーズ