鉄道の遺跡を発掘!! 小倉駅 その②
初版 2018/08/24 22:08
改訂 2022/09/07 00:06
前回のあらすじ 九州の玄関口、小倉駅に来ているオーナーは、かつての列車たちの乗車口を見つけるのでした。
その姿はまるでエジプト発掘に熱中を注ぐ吉村○治氏の気分です(大嘘)
前記では7番、8番線では、かもめ や、つくし がありましたが、ではお隣の5.6番線に探索しに行くことにしましょう。
再びホームの端に向かうことにします。 前記もホームの端に行っていますが、実はこれちゃんとした理由があるんです。
現在では車両が昔ほど長くなくなりK倉駅でも、主に真ん中付近に停車します。
そのためホーム真ん中ばかりが、リニューアルされ嵩上げされているのです。
しかし、昔の車両は長編成だったためホームの端から端へと目一杯停車するため、ホームの端にも乗車口案内が記されていました。
しかし、車両の短い現代では、ホームの端っこ目一杯停車しないため、ホームの端っこを無理にリニューアルをしなくて良い。
つまり嵩上げをしていないのです。 そのため、かつての列車の名前が化石化しているのです。
ではさっそく行ってみましょう!
6番線でさっそく、発掘しました!
にちりん です。にちりん といえば日豊本線を駆け抜けていた名門列車ですが、ソニックの登場以降は大分〜宮崎・宮崎空港の区間に短縮されてしまいました。コレはおそらく当駅発着の にちりん だったと思われます。やはり にちりん といえば 485系でしょう。ちなみに現在、当駅にはにちりんの派生列車である、にちりんシーガイアが運行されています。
次行きましょう。
続いて発掘したものは、非常に難しいものでした。コレは正直よく、探偵ドラマとかでよく被害者が残すアレ、まさにダイニングメッセージのようです。
解読に苦労しましたが、おそらく 急行 出島 だと思われます。
(ちょっとマーカーをひいてみました。分かりづらくてゴメンナサイ)
言い表わしにくいのですが、出島 の 出の半分上の部分と薄っすら 島 の部分が確認できます。急行 出島は 気動車急行で新幹線博多開業前に広島〜長崎を結んだ車両で、博多開業後は当駅と長崎を結ぶ列車として運行されました。のちに 特急 かもめ に吸収され消滅しました。名前の由来は 江戸幕府政策の一環として長崎に築造された人工島です。
実はコレ何回も見返しました。しかし、よく何十年前のものが残っているものです。 5.6番線を奥深く探索してみましたが、もうこれ以上は無いようです。
wiki先生に当駅の記事に ゆのか があると記されていたのですが、8番線にあったコレかなと思いましたが、不明です。
個人的には真ん中の○がゆのか の のに見えますが、左上が つ にも見えますし、 かもめの か にも見えます。 なお、K倉駅での発掘調査は以上となります。他のホームに行ってもほとんど消えかかっており、確認ができませんでした。皆さんもぜひ駅の周りを探してみてはいかがでしょうか。案外意外なものが発掘できるかもしれませんので・・・・
#鉄道の遺跡シリーズ
Railwayfan
ご覧いただきありがとうございます。
ローカル地方に住む鉄道ファンです。
鉄道モノならば、部品からグッズ、鉄道模型、プラレール、鉄道チョロQ等を集めております。
また、私のミュージアムでは、かつての東京の交通博物館や大阪にあった交通科学博物館のような鉄道を主力としながらも、車や飛行機、船といった乗り物系の資料の展示公開をコンセプトとしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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charlie0215
2018/08/25お疲れ様でした。
発掘だけでなく、解読まで、
コンクリにペンキ、それも手書き、テンプレートにスプレーだと、消えていたのかもしれませんね。
有難うございます。
3人がいいね!と言っています。
Railwayfan
2018/08/25コメントありがとうございます。
この駅には、おそらく、もっと乗車位置案内があってと思われるのですが、文字が溶けていました。そのため解読不可能でした。
案外、石灰?セメントらしきもので固めてあるので残っているのかもしれません。
4人がいいね!と言っています。