『チューブラー・ベルズ』のデジタル波形・・・こんなにも違う!
初版 2018/01/12 23:46
改訂 2018/02/13 20:41
チューブラー・ベルズを聴くとUKのオリジナル盤の音の良さが際立つ。しかし、USAや国内盤にもそれなりの音がプレスされている。ところが、USAのEpicの再発盤はどうも作者の意図が聞き取れない録音だ!一説によると、再発のミックスをマイク・オールド・フィールドが聴いて激怒したそうでる。そこで、不満に満ちてミキシングをしたのが、そのままレコードになったという、話を聞いたことがある。
【1.東芝EMI(VJCP-3057)・CD音源】
下の波形は東芝EMIの1995.5.31発売のCDである。(VJCP-3057)
これがオリジナルのUKの音かどうかは定かではないが、導入部分と後半部分の音圧が高い。それぞれの楽器の音もハッキリしている。しかし、レコードと比べると音の温かみがあまり感じられない気がする。
【2.ビクター音楽産業(VIP-6901)レコード音源】
下の波形はビクター音楽産業(VIP-6901)の国内盤のレコードのものである。聞いた感じは一番安定しているように感じる。 導入部の音が小さく直後にダブってくる音の差が少ない。また中盤から後半にかけては楽器の音が安定している。聞きなれているからかもしれないが・・・・・
【3.Epic/USA(PE34116)レコード音源】
下の波形はEpic/USA(PE34116)米国盤のレコードのものである。導入部分の音圧が高く、中盤以降が国内盤に比べて 音が小さい。そして、最後に向けて一気に加速するような感じである。 ベースの音と楽器を紹介する声が小さいが、その分他の楽器の音が強調されている。ここにも 国による違いがハッキリと現れている。ただ、どちらの『チューブラー・ベルズ』が良いかと 言われても感覚的なものなので、判断は難しい。私としてはどちらも個性的で良いと思うが・・・・・
(注)この波形がマイク・オールド・フィールドのミックス・バージョンと言われているが、真意は不明である。
analogrecordfan
アナログレコードを聴くことが大好きです。特に1960年代・1970年代のロックが好きです。好きなアーティストはビートルズ、ローリングストーンズ、CCR、ELO、ELP、S&G、ベンチャーズ、アランパーソンプロジェクト、ブレッド、アリス、キャロル、太田裕美、かぐや姫、吉田拓郎、泉谷しげる、YMO、等々・・・・これから、このミュージアムを充実させていきますので、宜しくお願いします!
全てのレコードは下記のURLより御覧頂けます。
http://www.analogrecordfan.com/analogrecordfan-artist/
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mat2193
2018/01/13こちら非常に興味深い話ですね!こんなことがあるとはという感じです。
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analogrecordfan
2018/01/13ステレオとモノラルでは結構ミックス違いがありますが、ステレオで音がここまで違うとビックリです。ただ、オリジナルでは聴こえない後半のギターの音が聴けるんですよ!
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ace
2018/02/12とても面白い考察です😳
デジタル化で見えなかったものが見えてくる反面、過剰に感じる好例かもしれませんね。写真や映像も同じように感じます😊
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analogrecordfan
2018/02/13やはり、ヴァージンのUK盤が聴いた限りでは最もいいですね。USA盤も国内盤もほほ近い音だと思いますが、Epic/USA(PE34116)は明らかに違うと分かります。この盤のみで聴いてる人は違和感はないと思いますが・・・最も私もそうですが、ビートルズの国内盤を聴いていた時は「それはそれで最高!」でしたが、UK盤を聴いて音の違いを知った時は東芝は何を考えていたんだろう?と思いましたね!おそらく、当時の時代背景があったものと勝手に考えています。ビートルズはロックバンドでは無く、グループサウンズ(GS)であったのだと!現在はジャケットも音源も統一されているので、当時のマスターテープ?に近い音で聴けるかもしれませんね!
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ace
2018/02/1360年代の日本は、録音やミキシングがまだまだ途上国だったんですね😆
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