移動採血車(献血バス)【日本赤十字社オリジナルトミカ】
日本赤十字社の非売品オリジナルトミカです。
いすゞ・エルガのシャーシに、西日本車体工業製のハイデッカー車体(96MC・E-Ⅲタイプ)を架装した献血バスと、トミカの献血バスを並べて記念撮影してみました。なお、実物の献血バスとトミカの献血バスは同一車種ではなく、あくまでも「献血記念」で撮影したものです。
実物のバスは、いすゞ・エルガにハイデッカー仕様の車体がないことから、西日本車体工業の96MC・E-Ⅲの車体を東京特殊車体で献血バス仕様に改造してからデビューしたそうで、鹿児島県下では2023年3月現在、最古参車です。職員さんのお話によれば、走行距離は30万キロと、バスにしては少ない方ですが、老朽化や献血バス化する際の改造により、耐久性も少し落ちることがあるそうで、この春で引退が予定されてるそうです。
車内はハイデッカーながら天井が低く、手を伸ばせばすぐについてしまうほど。これは、床下に動力源となるディーゼルエンジン、冷房用のエンジンが積まれているからだそうです。車内写真は撮れませんでしたが、車内中央部に献血用寝台シートが4台、車内前側にはお医者さんの問診テーブル、血圧・血液検査のテーブルが各一台、そしてリア部分(リア側ドア)には4人がけほどのシートがあり、簡易の待合席になってまして、これは普通のバスと同じようなつくりになってます。
【“献血バス”の本当の名前と歴史】
「移動採血車」が正式名称なんだそうです。
「くるまのニュース」というサイトによれば、『運用は1961年9月からとその歴史は古く、最初の配車先は厚生省(現在の厚生労働省)と東京都庁(当時)でした。
また、東京都内の免許センターへは1968年に「府中運転免許試験場」と「鮫洲運転免許試験場」へ配車され、1984年からは「江東運転免許試験場」にも配車されているそうです。』とあり、『現在(2022年2月末日時点)、全国で280台の献血バスが整備されております。』とのことです。
【献血バストミカの入手方法について】
今回は、400mlを献血をさせていただいていただけましたが、入手方法は各地域の日本赤十字社によって異なるようで、献血をすれば必ず入手できるというわけではないようで、「献血をした方の中から抽選で」や「◯回献血に協力すると〜」など様々なようです。