セイヨウカジカエデ

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ルーマニア 1994年

Wikipediaより引用
学名:Acer pseudoplatanus
ムクロジ科カエデ属の落葉広葉樹。英名はシカモア。中央ヨーロッパと南西アジアに自生している。 フランスから、東はウクライナ、南はスペイン北部の山、トルコ北部やコーカサスに生息していたが、他の場所でも栽培され帰化している。
成熟すると20〜30mにも達する大きな落葉樹で、幅広いドーム状の見た目をしている。若木では樹皮は滑らかで灰色だが、年齢とともに粗くなり、うろこ状に割れて薄茶色のピンクがかった樹皮を露出させる。 葉は対生で、掌状に大きく5浅裂していて、大きさは10〜25cm四方で5〜15cmの葉柄がある。
雌雄同株で黄緑色の花は春に咲き、10~20cmで振り子のような形をして、各茎に20~50の房状の花が総状花序で咲く。
風、都市汚染、塩水噴霧、冷夏に強いことで有名であり、そのためにヨーロッパでは、都市や、冬に塩で処理された道路や、沿岸地域によく植えられている。木材は、白くて、絹のような光沢を持ち、耐久性が高い。楽器、家具、フローリングや、寄木細工に使用される。 中でも、波状の木目を持つ木材は、装飾用のベニヤ板として高値で取引される。

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