オキゴンドウ
サントメプリンシペ 1992年
学名:Pseudorca crassidens
クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科オキゴンドウ属に属するクジラ。
体表はほぼ一様な黒あるいは非常に濃い灰色である。腹側の胸のあたりに灰色の模様を有する。体長は6m、体重は1,500kgほどに達する。寿命は60年ほど。身体は細長く、30cm以上の長い背びれを持つ。特徴の1つは途中で曲がった胸びれであり、肘と呼ばれることもある。通常、10頭から50頭程度の群を成して行動する。
温帯から熱帯の海域にかけて広く分布。沖合を好む外洋性のクジラであるが、沿岸域にも生息し、浅い海域や沿岸域において観察されることも多い。
別名シャチモドキ。外見だけでなく、シャチと同様にイルカなど他の小型のクジラを捕食することに由来する。マイルカ科を含むたいていのハクジラの歯は丸呑みできる大きさの獲物を引っ掛けるだけであるが、シャチとオキゴンドウは例外的にそれより大きな獲物の肉を抉り取って食べることができる。また、そのために延縄にかかった高価なマグロ類から巧みに肉や内臓だけを抉り取って食べてしまい、大きな漁業被害をもたらすことでも知られている。
TOM
2025/03/02Wikipediaより
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