Bandera, Quintín (クィンティン・バンデラ)

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キューバ 1996年

(1834-1906)
キューバ独立戦争の英雄の一人。
サンティアーゴ・デ・クーバ生まれ。アフリカ移民の子孫。気難しく教養にも乏しかったが、独立戦争が始まり、マルモル将軍の軍に一兵卒として加わると、みるみる頭角を現した。10年後には大佐まで昇進したが、反乱軍が敗れたことで降伏し、捕虜となり投獄された。
釈放後、チキータ戦争に参加し、少将の地位を得たが、公職を辞退し、一労働者として暮らした。
1906年、独立後の最初の大統領であるトマス・エストラーダ=パルマが白人優遇政策を打ち出すと、黒人を中心に各地で反乱が勃発、バンデラ将軍も1000人の黒人部隊を率いて反乱を起こすが失敗。僅かな部下とともに農場に立てこもった彼は、鉈を振り回して奮戦するが力尽きた。

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