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- 「マチルダ歩兵戦車 1938-1945」(オスプレイ 大日本絵画/デイヴィッド・フレッチャー著)
「マチルダ歩兵戦車 1938-1945」(オスプレイ 大日本絵画/デイヴィッド・フレッチャー著)
オスプレイの日本語版、英軍の歩兵戦車、マチルダです。マチルダはA11のマーク・ワンと、A12のマーク・ツーとありますが、同じ名前でも全くの別人ですw
なんでこの1と2の劇的な変化を同じ名前で単にマークワンとツーで仕分けたのかは本当に謎ですw
日本では普通はA12のマーク・ツーが一般的ですね。とにかく、両マチルダについて、豊富な写真とカラーイラストで解説する、満足のいく資料本だと思います。
以下、裏表紙の書評から:
「歩兵戦車」とはイギリス独特の戦術理念から生まれ、歩兵支援専用に開発、運用された戦車である。なかでもマチルダは第二次大戦初頭から中盤にかけてイギリスの主要な「歩兵戦車」であった。
先に開発された小型のA11マチルダは失敗作に終わったが、マチルダ・シニアと呼ばれた。
より大型のA12はリビアでイタリア軍を撃退してその名を高め、「砂漠の女王」の名を冠せられることになった。
また北アフリカ戦の初期、強力な対戦車砲をもたないドイツ軍に対し、マチルダは重装甲を利して無敵ぶりを発揮した。
しかし、ドイツ軍が88m高射砲を戦車に向けるようになり、さらに強力な火力を搭載した戦車を投入すると、砂漠は「女王」にとって辛く耐え難い戦場と化していった。
本書はA11とA12、ふたつのマチルダの開発と変遷に始まり、フランス戦、北アフリカ戦、太平洋戦線などでの主要な戦歴を紹介。英国以外の各国での使用状況、地雷除去戦車、ドーザー戦車、火放射戦車などの派生型を解説する