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ホワイト・デス WHITE DEATH
1942年11月、赤軍二度目の冬季反攻はドイツ軍を窮地に追い詰めた。北方でも、ソコロフスキーのカリーニン正面軍右翼で、第3打撃軍がベリキエルーキを攻撃した。対するドイツ軍の戦力は、疲弊した2個師団と後方保安部隊のみ。しかも戦線は途切れがちで、スキー部隊による警戒でどうにか補っている有様だった。だが、ドイツ軍には重要なアドバンテージがあった。数ヶ月を費やし、ベリキエルーキを要塞化していたのである!
これは国際通信社が発売した「コマンドマガジン誌」96号の付録ゲームです。誌面中ヒストリカルノート6ページ、リプレイなど10ページ、その他の関連記事が(連載分含め)9ページあります。
元々アメリカのGDW社が発売し、ホビージャパンが和訳付きで輸入販売していたゲームの日本語版で、エラーがいくつかあったコンポーネントが改められ、所属師団を表すカラーバーがコマに加えられるなどプレイしやすくなっています。
マップはフルマップ1枚で、こちらもプレイしやすいように若干手が加えられています。
北のスターリングラードと評される激しい包囲戦を、戦術的要素を多分に含んだ細かいスケールと、インパルスシステム(スライスオブタイム制とも)という珍しいシーケンスで再現するゲームです。
シナリオは戦いの進行毎に時期を区切った2~4ターンのシナリオが5本、戦い全体を通した13ターンのキャンペーンシナリオ1本が収録されています。内容自体は元のゲームと変わりませんが、とにかくプレイしやすいように細かく改訂されています。
フルマップ1枚、コマシート2枚は雑誌付録ゲームとしては限界に近いサイズで、発売時は衝撃的でした。これならあれもそれも収録されるんじゃないか妄想が膨らんだものです。
#ベリキエルーキの戦い #独ソ戦
ターンスケール: 1ターン=5日間
マップスケール: 1ヘクス=1マイル
ユニットスケール: 1コマ=中隊~大隊規模(戦力併用制)