源氏物語
いずれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひけるのである。
平アンノン時代の女子寮「自由に人愛」に4人のプレイボーイ貴族が潜入。将来、出世の道を約束される「契り証明書」を手に入れるため、おなごの部屋で四苦八苦、悪戦苦闘するのだった。
国産の商用TRPG最初期の、バンダイ「イメージプレイゲーム」シリーズ第2シーズンの一作です。セクシータイプの2作目になります。第2シーズンは他に『笑っていいとも!』が発売され、『探偵物語』の企画が案内されたものの発売されず、この『源氏物語』がDOシリーズの(そしてバンダイTRPGの)最後の作品になりました。
政府高官の娘に出世の口利きをしてもらうためにあの手この手で仲良くなろうというストーリーです。
昔のものなのでレーティング表示はありませんが、今では【R-18】相当かと思われます(直接的な描写はないので【MA-18】くらいかも)。『元禄忍者伝』よりセクシーの表現がストレートな他、現在では(当時でも)アウトな記述が散見されます。未成年者ならびに現実と虚構の区別のつかない方は、このゲーム本体の購入、所持、閲覧、プレイをご遠慮ください。
外箱の中にはルール・シナリオブックと、ゲームボード、部屋タイル、和歌カード、キャラクターのコマと記入シート、ダイスが入っています。
ルールブックはB5判(一回り小さい)38ページ。巻頭12ページまでがルール部分で、13ページ以降がシナリオ部分になっています。真っ当で読みやすい構成です。
プレイヤーはゲームマスターの他に4人が標準とされています。ボード上に部屋タイルを配置して、キャラクターの入った部屋のイベント(たいていはおなごとの逢瀬)を解決する形式です。システム上のキーアイテムとなる和歌カードとおなごおのこサイコロが秀逸でした。
#源氏物語 #DOシリーズ