ホンダRA272 1965

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ホンダが1965年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラカーである、ホンダRA272です。このチョロQは、ホンダコレクションホール監修のモデルとなります。

R271に続く2作目のホンダ製F1マシンであるRA272は、48バルブ、1495.28ccの水冷V型12気筒エンジンを横置きで搭載していました。このエンジンは14000回転まで問題なく回り、1960年代のエンジンとしては異常に高回転である事を特徴としていました。数々のレースで好成績を修めており、ホンダがF1初優勝を飾った記念すべきマシンです。2020年には日本自動車殿堂が選ぶ「歴史遺産車」にも選ばれています。尚、F1マシンが歴史遺産車に選ばれるのは初と見られています。

デフォルメスタイル故チョロQではずんぐりむっくりな印象となってしまうRA272ですが、実車の特徴を捉え文字の印刷も細かい所までされています。因みにゼッケン11番は、1965年に1500cc時代最後のF1選手権最終戦であるメキシコグランプリで、ホンダとして初めて優勝を飾ったリッチー・ギンサーが駆った歴史的車両になります。

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