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マジック・カード
今日はパズルではなく,マジック。でも,その仕組みを考えてみるのはパズル的かもしれません。
4枚のカードの下部がボルトとナットで止めてあります。当然カードはばらばらにはなりません。
<現象>
今,上の2枚のカード,スート,インデックスが赤の2枚,これをボルトを中心に時計回りに回転させて重ねる。おもむろに4枚を広げると,上から順に赤・黒・赤・黒になる。
と,ここまでは,それほど珍しくもないかもしれませんね。ネタばらしになりますが,まあ,小学校の教材などにも使われていますからいいでしょう。それだけなら,2枚目と3枚目のカードに斜めに切り込みを入れてかみ合うように重ねて回せば上下が入れ替わります。今の現象と同じ事ができます。
実は,これからがおもしろいのです。今言ったように,一回切りならこれでできますが,このカードは,さらに続けて,上の2枚,つまり赤・黒のカードを時計回りに回転させて重ねる。広げると赤・赤・黒・黒に戻る。さらに上2枚,赤・赤を・・・
というように,何度も繰り返しカードが入れ替わります。
一度きりではなく,何度も繰り返せるところがおもしろいのです。なんでもないようですが,この違いは,けっこう大きいと思います。
さて,どんな仕組みになっているのやら。