プラモデル製作記『タミヤ 1/48スケール ドイツ IV号戦車J型 』 1話完結
初版 2020/04/06 18:05
改訂 2020/04/10 19:50
2020年初めての製作記になります。
最近、世間を騒がすウイルスで自粛ムードになっていますが、そんな時こそ家でゆっくりプラモデル製作に打ち込むのも良いのかも知れません。
前置きはこの辺にして、今回製作していくのは表題の通り「タミヤ 1/48スケール ドイツ IV号戦車J型」です。実車は、第二次世界大戦中に幅広活躍したドイツの戦車です。
1話完結ですので長々となりますが、お付き合いいただければ幸いです。
【組み立て編】
それではパッケージと中身を見ていきます。
このキットを手に取ったとき、誰もがズッシリと感じると思います。というのも、タミヤの1/48AFVシリーズではシャーシにダイキャストを使用している場合が多いためです。もともとこのシリーズでは「ミニスケールでも1/35スケールのような重量感を演出する」というコンセプトがあったそうです。
ダイキャストには賛否両論がありますが、私の場合は「劣化」が気になるだけで、それを除けば特に嫌なことはありません。
それでは、説明書を熟読した上で製作していきます。
【製作編】
まずは戦車模型の第一関門である足回りを製作していきます。
転輪や起動輪は一気に切り出します。
出来るだけ真円の状態にしたいのとゲート処理を楽にするために、一度ゲートの根元をカットしてからパーツのすれすれでカットする「二度切り」をしています。
車輪の処理が終わったら、塗料皿などへ種類ごとにまとめておきます。
次に、シャーシへ接着します。
シャーシは先述の通りダイキャスト製で、ブリスターパックに収納されています。
タミヤのキットでは、あらかじめサーフェイサーのような下地処理材で塗装されています。そのため、プライマーを塗布する必要はありません。
前後の部品を接着していきます。
ダイキャストへの接着には瞬間接着剤が推奨されています。ゴム系接着剤やエポキシ系接着剤も使えると思いますが、プラモデル用の接着剤は使えません。
ご覧頂いている色の違う部品同士はすべて瞬間接着剤で接着しています。
ここまで組むと、あとはプラモデル用の接着剤で組むことが出来ます。
車輪類の組み立てが完了したら、いよいよ履帯を組んでいきます。
説明書の指定通りに組んでいきます。
今回のキットは履帯を一枚ずつ組むのではなく、ある程度まとまっています。いわゆる「分割式」というものです。
分割式のメリットは作業量が少なくて済むことですが、メーカーによっては少し弛ませようとしたら履帯が足りなくなる・うまく組み立てられない、といったデメリットもあります。私はPSTという海外メーカーのロシアンティーガーを製作したときに痛い目をみました(汗)
しかし今回、片側の履帯を組んで確信しましたが、タミヤの履帯は寸分の狂いもなくピタッと組み立てられます。決して私が上手に組み立てられたわけではなく、精巧に設計されたタミヤのキットだからこそです。
タミヤの技術力に感動しながら組んでいたら、あっという間に完成です。
下回りの組み立てが完了したら、いよいよ車体上部に移ります。とは言え、ほぼ説明書通りの組み立てなので割愛して、少し手を加えたところをご紹介します。
~機銃の一工夫~
キットのままですと機銃の開口部が再現されていません。
そこで、0.3mmのドリルで穴を空けていきます。
細やかな工作ですが、完成後に見るとリアリティが増します。
次に砲身の合わせ目をパテで消します。タミヤのキットでは、砲身が分割されています。そのため、接着した後に合わせ目を消して真円を出せるように仕上げます。
完成後に目立つところなので、出来る限り丁寧に仕上げます。
砲身が完成したら基部に接着します。
…そんなこんなで、生地完成です。
組み立て終わってから振り返ると、やはりタミヤの破綻のない造詣は素晴らしいと思います。
さて、それでは塗装編に参ります。
【塗装編】
初めに、下地処理を含めて全体にサーフェイサーを吹きます。
次に車体色であるダークイエローをエアブラシで塗装します。
迷彩塗装は最初エアブラシで吹く予定でしたが、自信が無かったので地道に筆塗りで仕上げることにしました。
車体色の後は転輪のゴム部分を筆塗りします。
いよいよ迷彩色を塗装します。
まずはレッドブラウンです。一見迷彩が寂しく感じますが、次にダークグリーンを塗りますので「もっと塗りたい!」という気持ちを抑えてこの辺にしておきます。
2色目のダークグリーンを塗装しながら全体のバランスを見ます。筆塗りの場合はある程度やり直しが効くので、エアブラシでの一発勝負が苦手な私にはうってつけの方法です。
…迷彩塗装が終わったら、機銃や装備品の塗装をします。
最後に、全体の色を落ち着かせるためにフラットブラウンでウォッシングします。
【完成】
デカールを張り付け、アンテナを追加したら完成です!
組んでて楽しいキットは久しぶりでしたので、完成してしまうと喜びはもちろんですが、一抹の寂しさを感じます。
箱絵と並べて製作記も終わりにしたいと思います。
(今更ですが背景が汚いですね…ちゃんと片付けてから撮れば良かった…)
塚原ユズル
2020/04/06良いでね〜!1/48はまだ一度も作ったことがないので、チャレンジしてみたくなりました!
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OER5200
2020/04/06塚原ユズル様
コメントをありがとうございます!
私も1/48はあまり作ったことがありませんでしたので新鮮でした。
ぜひぜひ!
タミヤのキットは本当に良くできています。回し者ではありませんが、作る過程自体が楽しかったのは久しぶりです。
こんなご時世ですから、ご自宅で楽しまれてはいかがでしょうか😊
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オマハルゲ
2020/04/091/48というと、ヨンパチ、つまりバンダイで商品展開されていた70年代前半の記憶が甦ります。当時は小学生、「ディオラマ(ジオラマ)」というのを初めて知って、のめり込みました。その後タミヤのMMシリーズに移っちゃいましたが、個人的には原点となるスケールです。まさかン十年振りにガルパンでまた戦車に興味が復活するなどとは夢にも思いませんでしたw
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OER5200
2020/04/10omaharuge102様
コメントをいただきありがとうございます!
そして、お返事が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
1/48スケールはバンダイがルーツなのですか!
知りませんでした(汗)
思い入れのあるスケールなのですね😊
ガルパンですか!
この作品がもたらした影響は大きいですね!
私の友人はガルパンがきっかけでプラモデルを始めました。
素敵なエピソードをありがとうございます😊
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fanta
2020/04/07完成までの途中経過が楽しいんですよね~~
その辺の想像は私もわかる気がします^^
DIYの木製パズルシリーズをいくつか買ってあるのですが。。。全く手つけておりませんww
たぶん、私ごときはこのあたりが限界です😅
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OER5200
2020/04/08fanta様
温かいコメントをありがとうございます!
そうなんですよね😊
木製パズルシリーズですか!
私も作ったことがあります!パッキングを眺めがらワクワクしていたことを思い出します。
…「私ごとき」なんておっしゃらず、作ってみるのも面白いかもしれませんよ😊
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ace
2020/04/10上手いー✨😳
IV号戦車はやっぱりカッコイイですよね😁
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OER5200
2020/04/10ace様
わざわざコメントをありがとうございます!
お恥ずかしい仕上がりですが、IV号戦車は無骨でありながら機能美を備えた戦車だと思います。
いいですよね☺️
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