No.4 コカコーラSSボトル"手彫りモールド"のロゴ
初版 2020/04/04 10:45
改訂 2020/04/05 00:07
今回はコカコーラSSボトルのロゴについて、書いてみたいと思います^^
SS(ストレートサイド)ボトルは1900年から最終1919年まで使われたと言われており、このたった19年の短い間に数多の種類のボトルが生まれました。
また、製法やデザイン仕様についても、19年の間の各年で様々な特徴と変遷があり、多角的な視点で観察することができます。
冒頭の話題に戻りますが、今回はロゴ、中でも1900-1905年頃に多い手彫りモールドを使ったロゴをお見せします。その名のとおり、職人さんが実際に手彫りして作ったものです。
まず、↓の画像は1910年代の自動製瓶機のモールドで作られたボトルのロゴです。
ご覧のように、太さや曲線ラインもとても綺麗な仕上がりですね。
続いて、手彫りモールドです↓
いかがでしょうか?線が細い点、曲線部分などにいびつ感がある点などお分かりかと存じます。
実は"自動製瓶機のボトル(1907〜)に比べ、手彫りモールドのボトルは比較的古い"というのも年代判別のヒントになります。SSボトルを見る時、このあたりの特徴も分かると、ある程度年代を絞っていけるはずです。(年代判別法は他にも色々ありますが)
また、価値的な話では必ずしも自動製は低く、手彫り製は高い、などということはありません。自動製でもTOLEDO OHIOダイヤモンドロゴなど貴重なものもありますし、手彫り製でもそこまで高くないものもあります。
以上、手彫りロゴのボトルは、自動製瓶機のボトルよりも粗さはありますが、その分独特なデザイン性となんとも言えない手作り感があります。
かつてコカコーラのボトルを人が作ってたんだなぁ〜、というのを肌で感じることができるところなどが、手彫りモールドボトルの大きな魅力かなと思います^^
もしどこかでSSボトルに出会ったら、ぜひチェックしてみてください☆
ご参考:自動製瓶機と手彫りモールドレアボトル
自動製瓶代表 "TOLEDO OHIO"
手彫りモールド代表 "PEORIA ILLINOIS"
Komamehk999
長年アメリカンヴィンテージ雑貨、特にコカコーラ関係のガラス瓶をコレクションしています。ーーーコレクションをしっかりと整理、記録できる場として、アメリカンヴィンテージの魅力を、多くの方々に伝えられる場として、博物館を作っていきたいと思います!ーーー少しずつ作っていきますので、興味お持ちいただければ幸いです^^どうぞ、よろしくお願いします☆
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