No.9 Coca-Cola ブルーカラーボトルの色味

初版 2020/04/13 22:27

アンバーカラーのコカコーラボトルに引き続き、今度はブルーボトルの色味について検証してみたいと思います。


ブルーボトルは現代のコカコーラボトルの形”コンツァーボトル”登場以前、1917年より前のSSボトルでは割とメジャーな色でした。


傾向として、1900年代初期からマシンメイドに移り変わる1910年初期頃までは多く、その後徐々に減っていき、初代コンツァーボトル(1917〜1928年頃)までを境に、完全になくなります。


アンバーボトル同様、色味も個体差が多く、並べてみるととても面白いです^^


・・・ということで、並べてみました。

写真だとアンバーの方が違いがわかりやすいですが、実際にはかなり違います。

拡大してみてみましょう。





右の二本は”ブルー”です。一番色味の濃い色で、主に一部のカナダSSボトル、ごく一部の初代コンツァーボトルなどにしかない、希少性の高いボトルです。

いかがでしょうか、かなり濃い色ですよね☆






続いて真ん中二本は”アイスブルー”と言われる、ブルーが若干透明に近くなったような特徴があります。ビン底のガラスが厚くなっているところはブルーに近いのですが、全体的に色が薄く仕上がっており、ミントコンディションのボトルですと、輪郭のみが濃いめのブルーの輝きに覆われ、とても綺麗に見えます(写真だとうまく伝わらないかもしれませんが)。


いかがでしょう?特に左のミントコンディションのPEORIAボトルの輪郭が、文字の部分にかけて青く透き通っているのがわかりますでしょうか?





最後に、アイスブルーよりもさらに薄い”ライトブルー”です。

こちらはビン底の部分も薄いブルーに仕上がっており、物によってはグリーンにも見えてくるものもあります。収集経験上、1900年代初期のSSボトル、初代コンツァーボトルに多い色です。

いかがでしょう、若干緑がかって見えませんか??



コカコーラボトルに限らず、アンティークボトルの色味は本当に個性豊かで面白いのですが、ガラス瓶の品質や製造方法が劇的に変化するこの時代のボトルは、様々な特徴が複雑に絡み合うため、特に興味をそそられます^^


その為、同じコカコーラボトルでもこれだけ表情が違うんですね。


コンツァーボトルに変わってからは100年近く色・形の基本構造が変わっていないコカコーラ。にも関わらず、それ以前のボトルはこれだけ多種多様な”顔”がある・・・ロマンを感じずにはいられません笑




#コレクションログ

#思い出

#参考

#比較

#ロマン

長年アメリカンヴィンテージ雑貨、特にコカコーラ関係のガラス瓶をコレクションしています。ーーーコレクションをしっかりと整理、記録できる場として、アメリカンヴィンテージの魅力を、多くの方々に伝えられる場として、博物館を作っていきたいと思います!ーーー少しずつ作っていきますので、興味お持ちいただければ幸いです^^どうぞ、よろしくお願いします☆

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