No.3 ペプシボトルで検証!古いラベルとフェイクラベル

初版 2020/04/01 23:40

改訂 2020/04/15 23:07

突然ですが、コカコーラ、ペプシコーラのボトルコレクターにとって、紙ラベルが残ったボトル。。。正に超お宝なんです。。


昔、殆どのボトルは地中に投棄されるため、ボトルは残っても紙ラベルは残りません。その為、なんらかの事情で家や倉庫などで眠っていたなど、良い環境で保管されていたものだけが、今日まで残るラベル付のボトルです。


当然、数がめちゃくちゃ少ないです。


ウイスキーやワイン、薬瓶などは常温で長く保管することもあるので、古いものでも比較的ラベルが残ってますが、冷やして(濡れた状態になりやすい)開けたら基本その日のうちに飲むコーラ関係のラベルは絶滅危惧種です(*´-`)


その為、紙ラベル付アンティークコカコーラ、ペプシボトルは人気も価格もめちゃくちゃ高くなります。


そして当然、古いボトルにフェイクの紙ラベルを貼った偽物が出ます。。。


実はこんだけレアなのに、アメリカのアンティークショップ、フリマ、ネットオークションなどでコカコーラ、ペプシの紙ラベル付は意外とよく見かけるんですが、殆どが偽物と言われています。(私も何度も怪しいラベルに出会いました(><) )


今回は、私の持つ本物と偽物のペプシラベルを比較して、検証してみたいと思います!(展示を先にご覧になった方は、どちらが本物か既にご存知かもしれませんが)


まずは下の画像

1930年代ペプシボトル、1940年代ペプシボトルです。どちらも紙ラベルが付いて古そうですよね。(ボトルはどちらも本物)


どちらが本物のラベルだと思いますか?


では、細かい所を見てみましょう!

まずは紙の厚みです。

左のラベルはとても薄く、光沢もないです。

そして経年の擦れでボトルの下地が見えています。対して右はかなり分厚く、光沢があるのが分かりますでしょうか?実はこれ、現代のコピー用紙と同じ厚みです。


また、左はラベルの仕上げが真っ直ぐなのに対し、右はハサミで切ったように曲がってます。


次に印刷面を見てみます↓

全く同じ条件で撮影してますが、いかがですか?左右の鮮明さがだいぶ違うと思いません??


更に拡大してみます。

これも同じ条件で撮影してます。

どちらが本物か、もうお分かりですよね(^_^)


鮮明に見える、左のボトルが本物でした☆


昔、特に戦前はかなり手間のかかる印刷の為、インクの乗り方がこうも違います。また、紙質も現代とは違います。

現代のインクジェットなどの印刷は早くて手軽ですが、やはりそれなりです。右ボトルはラベルの汚れまでコピーして印刷してるなかなか手の込んだフェイクです(かつて騙された私笑)。


実はこの印刷クオリティを確認できるかが、フェイクラベルをつかまされないポイントになります。本物には必ず上記のような特有の"風格"があり、フェイクには特有の"違和感"があります。


気になるラベル付きボトルに出会ったら、入手する前にぜひ、確認してみてください!


きっと、私みたく高い勉強代を払わずに済むはずです笑


※コカコーラのラベルはかなり精巧なフェイクやリプロダクション(1960年代にコカコーラ社がノベルティで作った復刻版)などがあり、更に判別難易度が上がります。こちらもそのうち紹介します^^



#比較

#参考

#コレクションログ

#入手

長年アメリカンヴィンテージ雑貨、特にコカコーラ関係のガラス瓶をコレクションしています。ーーーコレクションをしっかりと整理、記録できる場として、アメリカンヴィンテージの魅力を、多くの方々に伝えられる場として、博物館を作っていきたいと思います!ーーー少しずつ作っていきますので、興味お持ちいただければ幸いです^^どうぞ、よろしくお願いします☆

Default