川西紫電改「第三四三海軍航空隊鴛淵孝機」

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鴛淵は性質温厚で、紅顔の好ましい青年であったが、こと戦闘となれば、その温厚さも吹き飛んでしまうような闘士であり、如何なる場合にも常に先頭に立ち、彼の指揮誘導にはほとんど文句のつけようがなく、部下は「この隊長と共に死す」ということに誇りを感じているようで、343空の戦果の裏には彼の卓越した空中指揮に負うところが大きいと評している。自分の「紫電改」に敵をひきつけるためにストライプ模様を描いた。(昭和20年)7月24日、鴛淵率いる21機で10倍以上の米海軍機動部隊艦載機を豊後水道上空で迎撃。エンジンに被弾、終戦まじか25歳の命を散らしていった。

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