大日本帝国陸軍の戦車「四式中戦車 チト」(よんしきちゅうせんしゃ)

0

走る戦車軍団(童友社)1/76 

1942年(昭和17年)9月、完全な新規車輌として、陸軍兵器行政本部開発方針により長砲身47mm戦車砲を搭載する新中戦車(甲)の開発が決定された。これが後の四式中戦車の原型。
試作1号車は1944年5月に完成し、定地試験が開始された。1944年4月、チトに75mm級の戦車砲を搭載するように計画が変更され、7月にはチリ用に開発されていた試製七糎半戦車砲(長) 1945年(昭和20年)2月、試製七糎半戦車砲(長)II型を搭載した試製チト2号車が完成し、3月には相模原や御殿場にて各種試験を開始した。同年7月には千葉陸軍戦車学校において実用試験が行われた。千葉県の三角原演習場にて運動性能等の実用試験を終了し、8月中旬には千葉県片貝海岸において射撃試験を行う予定だったが、終戦を迎えたため中止。

車体長 6.34m
全幅 2.87 m
全高 2.87 m(試製チト2号車)
重量 自重24.0t[1] 全備重量30.0t
(1945年3月の資料によれば全備重量29.5t)
懸架方式 独立懸架および
シーソー式連動懸架
速度 45 km/h
行動距離 250km
主砲 五式七糎半戦車砲×1
(75mm、弾薬搭載量 65発)
副武装 九七式車載重機関銃×2
(7.7mm、弾薬搭載量 5,400発)
装甲 (砲塔)
前面75mm 側面・後面50mm
(車体)
前面75mm 側面25〜35mm
後面50mm 上面20mm
エンジン 三菱AL 四式 4ストロークV型12気筒
空冷ディーゼル
412 hp/1,800 rpm 
排気量37,700cc
軸トルク 200kg・m/1,100rpm
乗員 5名

四式中戦車 

Default