日本初の制式戦 八九式中戦車 乙型 前期塗装

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八九式中戦車(はちきゅうしきちゅうせんしゃ)は、1920年代後期に開発・採用された大日本帝国陸軍の戦車太平洋戦争開戦時には、九五式軽戦車・九七式中戦車への更新が進んでいたが、南方作戦のフィリピン攻略戦において戦車第4連隊が装備する少数の本車が投入された。また、末期のルソン島防衛戦の際には、戦車不足のため、既に引退していた本車までもかき集められ戦闘に参加している。

全長 甲型 5.75 m
乙型 5.70 m
全幅 2.18 m
全高 2.56 m
重量 甲型 自重11.9 t 全備12.7 t
乙型 自重12.2 t 全備13.0 t[1]
(計画時 11t以内[2])
懸架方式 リーフ式サスペンション
速度 最大25 km/h 巡航20 km/h(整地)
8 km/h 〜 12 km/h(不整地)
行動距離 甲型 約140 km
乙型 約170 km
主砲 九〇式五糎七戦車砲×1
(100発)
副武装 九一式車載軽機関銃×2
(2,745発)
装甲 最大17 mm
エンジン 甲型 東京瓦斯電気工業ダ式一〇〇馬力発動機
水冷直列6気筒ガソリン
乙型 三菱A六一二〇VD
空冷直列6気筒ディーゼル
乗員 4 名
乙型諸元は主に館山海軍砲術学校「陸戦兵器要目表」37頁右の表に拠った。

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