リストロサウルス(Lystrosaurus)

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リストロサウルス(Lystrosaurus)は、約2億5,400万- 約2億4,800万年前(中生代三畳紀前期)のパンゲア大陸(画像資料[1])に生息していた植物食性の単弓類。
獣弓目のディキノドン下目に属し、リストロサウルス科に分類。
当時の地球は大陸が一つしかなく、三畳紀に入る前に起こったペルム紀末の大絶滅により他の動物がほとんどいなかったため、世界中がリストロサウルスだらけだったらしい。
三畳紀前期の示準化石(特定の時代で幅広く出土するため、地層の年代を特定することに使われる)に指定されたり、大陸移動説の証拠とされたりしていることからもその繁栄がうかがい知れる。
そして、三畳紀前期の終わりとともに絶滅してしまった。新たに捕食動物が進化してきたことや、競合する草食動物の出現が原因だと考えられている。

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