xbw9400 Museum

　1933年に誕生するHeddon社のプラスチック製ルアーの私蔵品。形状の大小のみならず"River Runt"の名のもとに水面から水底まで幅広いレンジをカバーし、タイプとカラーの多さは同社の他のモデルのルアーとは一線を画す。本国では実釣はもとより蒐集の対象として熱狂的なファンを持つものの、我が国に於いては今ひとつ振るわず、定番色は安価に入手ができる。ハードウェアやステンシルなど微細な箇所に拘り始めると、蒐集は底なしの様相を呈するため、個人レベルの蒐集で完璧なコレクションの完成は不可能と断言できる。その特徴的な頭部の形状から「猿顔」と称されることがあり、D社を筆頭にS社・R社などが模造品を産んでいる。