【1988/07/23】ふみの日にちなむ郵便切手

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ふみの日にちなみ、昭和63年7月23日(土)に40円(2種)及び60円(2種)郵便切手が発行され、併せてゆうペーンとペーンが発売されます。
今年は、「ふみの日」を制定してから10年目に当たります。そこで例年発行している普通切手サイズのふみの日切手2種に加えて、一般公募によるデザインの切手2種(特殊切手サイズ)を発行することとしました。
ア 普通切手サイズの意匠
「ねこと手紙」は、絵本作家・村上勉さんが”動物たちと文通ができたらうれしいなァ”という思いを込めて描いたものです。村上氏は、詩情豊かな独自の画風で知られ、切手については、日本の歌シリーズ第2集「ふるさと」、第9集「春が来た」があり、昭和60年からは毎年ふみの日切手を手掛けています。
「妖精と手紙」は、女流イラストレーター・永田萌さんが、”妖精からの手紙って素敵でしょうネ”という思いを込めて描いたものです。永田さんは、ロマンチックな画風で人気が高く、昭和57年から59年までのふみの日切手の原画も描いています。
イ 特殊切手サイズの意匠
ふみの日切手デザインコンクールにおいて、小中学生の部9,344点、一般の部2,358点からそれぞれ郵政大臣賞を受賞した作品です。
「かにと手紙」は、徳島県の小学2年生・山田勝幸さんの作品です。山田さんは、かにが大好きで、”かにと手紙の交換が出来たら・・・”という気持ちを込めて、手紙を持ったかにを画面いっぱいに描いています。
「少女と手紙」は、愛知県岡崎市の鵜飼隆司さんの作品です。鵜飼さんはパステルを使った人物画が得意で、ラブレターに思いを込める17、18歳の少女のやさしい表情を、淡く表現しています。

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