【1988/07/19】鹿児島国際火山会議記念郵便切手

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鹿児島国際火山会議を記念して、昭和63年7月19日(火)に60円郵便切手が発行されます。
この会議は、桜島をはじめとする7つの活火山を有し、桜島の活動火口から10キロメートル圏域に、県庁所在地の鹿児島市がある鹿児島県が主催する、世界初の国際火山会議です。
”火山と人との共存”をテーマとし、国内外の学者、行政関係者などに加えて、火山への関心の高い一般市民も参加して開催され、それぞれの立場で火山に関する研究成果や経験等の情報交換を行うことによって、人々の火山に対する認識を深め、噴火予知や防災対策等のありかた、火山の活用など、地域活性化へ向けて、火山と人との共存方策を探ることが目的です。
参加国は、オーストラリア、中国、インドネシア、イタリア、フィリピン、アメリカ合衆国等、約30ヶ国で、7月19日(火)から7月23日(土)まで、鹿児島市の鹿児島市民文化ホールを中心として開催されます。
意匠の「桜島」は、古来幾度かの大爆発を繰り返してきた、世界でも有数の活火山であり、1955年以降も5,000回を越える爆発を続けています。桜島の火山活動が周辺地域に及ぼす影響は、この会議が開催されるに至った一つの要因であり、会期中には、桜島の学術視察も行われることから、その全景を意匠に取り上げました。
桜島を意匠に取り上げた切手は、昭和37年4月30日発行の国定公園「錦江湾」、昭和59年4月30日発行の国土緑化運動にちなむ切手があります。

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