【1986/11/21】昆虫シリーズ第3集郵便切手

0

昆虫シリーズ第3集として昭和61年11月21日に60円郵便切手4種が発行されます。
(A)ウスバツバメガ(学名Elcysma westwoodii)は、マダラガ科のホタルガ亜科に属し、国内では本州の南部から四国、九州にかけて、国外ではシベリア南東部から中国、ヒマラヤにまで分布しています。
はねを広げた大きさは、60ミリメートル前後で、はねは半透明です。
(B)ベッコウチョウトンボ(学名Rhyothemis variegata)は、トンボ科に属し、はねに美しいべっ甲状の斑紋があります。オキナワチョウトンボの別名のように、我が国では沖縄本島や八重山諸島などに分布が限られています。
体長は約40ミリメートルで、チョウを思わせる幅広いはねを持っています。
(C)エゾゼミ(学名Tibicen japonicus)は、セミ科の大型種で、国内では北海道、本州、四国、九州の針葉樹林帯に住み、国外では朝鮮半島や中国にも分布しています。体長は43ミリメートル内外で、胸部の斑紋の形や色彩は変化に富み、雄の腹部下面には黄褐色の腹弁があります。
(D)オガサワラタマムシ(学名Chrysochroa holstii)は、タマムシ科に属する大型種、小笠原諸島の特産で、特別天然記念物に指定されています。
体長は、22~35ミリメートルで、雌のほうが大型です。体は緑色で、はねの先だけ赤くなり、見る方向によっては、紫色を帯びる美しい種類です。

Default