【1986/09/26】昆虫シリーズ第2集郵便切手

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昆虫シリーズ第2集として昭和61年9月26日に60円郵便切手が4種発行されます。
(A)オオクワガタ(学名Dorcus hopei)は、クワガタムシ科の王者といわれ、北海道から九州まで分布し、国外では朝鮮半島と中国に分布しています。
雄の体長(大あごの先端まで)は、40~70ミリメートルと変化があり、大型と小型では大あごの形が違います。雌は、雄よりもはるかに小さい。
(B)キリシマミドリシジミ(学名Thermozephyrus ataxus)は、シジミチョウ科に属し、ゼフィルスと呼ばれる美しい昆虫の1種です。本州、四国、九州、屋久島及び対馬の照葉樹林帯に生息しています。雄は金緑色に輝き雌は前ばねに大きな青い斑紋をもち、裏面の模様も雌雄で違います。
(C)ミヤマアカネ(学名Sympetrum pedemontanum)は、トンボ科の中型種で、北海道から九州にかけての低山地に広く分布しています。
体長は、約35ミリメートルで、はねの模様の特徴によって、他のアカトンボ類と容易に区別できます。成熟した雄は、体全体がまっ赤になります。
(D)マイマイカブリ(学名Damaster blaptoides)は、オサムシ科に属する昆虫では日本最大です。北海道から九州まで分布しています。北部にいる種類は、小型で35ミリメートル前後ですが、南へ行くと大きくなります。
切手に取り上げたのは、キタカブリという東北地方北部のものです。

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