【1986/07/30】昆虫シリーズ第1集

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昆虫シリーズ第1集として昭和61年7月30日に60円郵便切手が4種発行されます。
(A)ウスバキチョウ(学名Parnassius eversmanni)は、アゲハチョウ科に属しますが、後ばねに尾状突起のないのが特徴です。北海道の大雪山系の高山帯に生息し、特別天然記念物に指定されています。幼虫はコマクサを食べて成長します。
(B)アカスジキンカメムシ(学名Poecilocoris lewisi)は、カメムシ科のキンカメムシ亜科に属し、本州、四国、九州に分布しています。生きているときは、金緑色に輝く美しい昆虫ですが、体を刺激するとカメムシ類特有の臭いにおいを出します。
(C)ルリボシカミキリ(学名Rosalia batesi)は、カミキリムシ科に属する日本の固有種の美しい昆虫で、北海道から九州の山地まで広く分布しています。黒い斑紋は個体によって変化があり、触角の各節に黒い毛の房があるのが特徴です。
(D)ムカシトンボ(学名Epiophlebia superstes)は、ムカシトンボ科に属する日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布しています。体形や斑紋はサナエトンボ類を思わせますが、これに近いものが化石として数十種発見されているため、「生きている化石」のひとつに数えられています。

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