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Griffithidella doris
体形として全体に丸みを帯びて卵型の楕円形状をしています。短めの頬棘はありますが、顆粒も無く目立った装飾は無い石炭紀らしい三葉虫です。2体が折り重なる様に化石化していて、下の個体を守っているかのようです。
Lower Carboniferous(Mississippian) Proetidae,Proetoidea,Proetina,Proetida TRI-133 Lake ValleyTrilobites
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Pudoproetus femglenensis
石炭紀の中では大きくなる種類です。本標本では尾部が欠損していますが、尾部が残っていたら5㎝を超える大きさが想像できます。Phillipsiidae(科)系統が大部分の石炭紀において、数少ないProetidae(科)系統の血を引きます。
Lower Carboniferous(Mississippan) Proetidae,Proetoidea ,Proetina,Proetida TRI-265 Lake ValleyTrilobites
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Comptonaspis swallowi
本種は、ミズーリ州産が有名なのですが、こちらは直線で600㎞以上離れたニューメキシコ州産です。顆粒の無いツルっとした体表面が特徴で、元々特徴が少ない石炭紀の三葉虫ですが。ミズーリ産との区別はつきません。ニューメキシコ産の本標本は、100年以上前に採取された古い標本です。
Lower Carboniferous(Mississippan) Phillipsiidae,Proetoidea,Proetina,Proetida TRI-280-2 Lake ValleyTrilobites
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Piltonia carlakertisae
アメリカ、ニューメキシコ州からの石炭紀の三葉虫です。近年滅多に見かけないのは、半世紀以上前に閉鎖されている産地だからです。長い頬棘と規則正しく並んだ顆粒が並んでいます。この標本は、頭部の保存が不十分ですが、頭部全体にも顆粒があります。バリエーションの乏しい石炭紀の三葉虫にあって派手な種類だと思います。
Carboniferous(Mississippan) Phillipsiidae,Proetoidea,Proetida TRI-264 Lake ValleyTrilobites