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Minicryphaeus quaterspinosus
Minicryphaeus quaterspinosus Morocco Devonian 全長直線 21mm 小型種で、頭部先端に突起があります。頬棘はおおむね真っ直ぐに尖り、ほぼ三角形になります。尾板の正中の他の棘は4対であるのが最大の特徴で、名前の由来になっています。眼は縦列で最大6個。体節数は11。ちょっと圧縮や傷が目立ちますが、本種の特徴は把握できる標本です。
Acastidae Cryphina Minicryphaeus PhacopidaSanchan
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Minicryphaeus minimus 黒
Minicryphaeus minimus Morocco Devonian 全長直線 21mm 通常の黒い産状の標本です。 小型種で、頭部先端に突起があるのが特徴。眼は縦列で最大6個。頬棘は基部の幅をおおむね保ったまま少し伸びてから、絞り込まれる様に尖ってゆきます。尾板は正中の棘の他に5対の棘を持ちます。体節数は11。 本種は昔はCryphinaと呼ばれており、その後はPseudocryphaeusと呼ばれた時もあったのですが、今はMinicryphaeusと呼ぶことになった様です。こういった事で、市場での名称には少し混乱が残っています。
Acastidae Cryphina Minicryphaeus PhacopidaSanchan
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「喰」Minicryphaeus
Minicryphaeus giganteus Mrakib, Morocco Middle Devonian 全長直線 62.5mm 左頬棘が短くなっています。つるんと丸くなっていて、「喰われもの」である事が分かります。 ✳︎2F: モロッコ産三葉虫にも関連する展示があります。
Minicryphaeus デボン紀Sanchan
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Minicryphaeus minimus 黄金色
Minicryphaeus minimus El Atechana, Morocco Devonian 全長直線 20mm 硫化鉱物(黄鉄鉱など)によって金色がかっている、面白い標本です。 小型種で、頭部先端に突起があるのが特徴です。尾板の軸葉に少しダメージがある他は、保存状態は良好。眼は縦列で最大6個。本種は昔はCryphinaと呼ばれており、その後はPseudocryphaeusと呼ばれた時もあったのですが、今はMinicryphaeusと呼ぶことになった様です。こういった事で、市場での名称には少し混乱が残っています。
Acastidae Cryphina Minicryphaeus PhacopidaSanchan
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Minicryphaeus giganteus
Minicryphaeus giganteus Mrakib, Morocco Middle Devonian 全長直線 62.5mm Miniなのか?gigaなのか?どっちやねん!と言いたくなる名前ですが、小型種として確立されたMinicryphaeusと同じ特徴を持った大型種が後から発見され、この様に名付けられたと言うことの様です。もっとも、同じ特徴といっても、頭部と比べた前方への突起の長さの比率が大きいなどといった相違点はあります。複眼は縦列で最大8個。体節数は11。尾板には正中の棘の他に5対の棘があります。そして、この個体は左頬棘が短くなっています。これはいわゆる「喰われもの」です。 ✳︎1Fにも関連する展示があります。
Acastidae Minicryphaeus Phacopida デボン紀Sanchan