姫路科学館の三葉虫

初版 2024/08/13 11:29

改訂 2024/08/17 21:42

 姫路科学館、赤穂市立海洋科学館、ギャラリー湯の山みち と三葉虫を展示してある博物館等に行ってきました。 

まずは姫路科学館の感想です。

(写真撮影、SNSの博物館所蔵品の写真掲載については掲載OKの確認を取りました)

 博物館は、歴史や自然科学などを一般的な人に見たり体験したりする施設なので、よほど化石に特化した博物館でないと、たくさん化石は置いていません。姫路科学博物館も一般的な博物館なので、たくさん化石が置いているわけではないですが、希少な三葉虫を展示して頂いていることはありがたいです。

 三葉虫の展示は20~30種類ほどでした。しかし、なかなかお目にかかれない大型で希少な三葉虫が見れて満足しました。

 まずは、姫路科学博物館の目玉であろうイソテルス・マキシムスです。全長25cmほどありました。とにかく大きいし、保存状態も良い素晴らしい標本でした。最初、全然三葉虫を見かけなくて、まさか展示していない?と思いましたが、三葉虫だけ展示してあるガラスケースに収蔵されていて、見つけたときは思わず感動してしまいました。この標本を見るためだけに姫路科学館に行くのもアリなぐらいです。

 次にブルメイステラ? これもかなり大きい標本で20cm以上ありました。現在ではスカブレラという名前だと思いますが。棘の無いスカブレラでも市場でめったに見かけることはないのに、この棘があるタイプ(アルマータス)は全然見かけないですね。やっぱり棘があるほうが迫力がありますね。この標本も補修がされているのかな?わかりませんが。

アサフスSP.と記載されていますが、シムフィフスリナ、通称ヒゲアサフスです。この標本も大きくて30cmぐらいあったと思います。髭みたいな部分も硬かったんだと思うのですが、邪魔ではなかったのか謎です。この種も市場でほとんど見かけません。出てきてもオールドコレクションで、かなり補修されてある標本しか見かけたことがないです。大型のイソテルス・マキシムスやスカブレラ・アルマータスはまず手にいれることは不可能ですが、髭アサフスはワンチャンないかな?と思っています。でもこの大きさは置き場に困りますね。博物館でこそ映える標本だとおもいます。

あとは

キレベのまっすぐ伸びた標本や

10cmぐらいある完体のオギギヌスの標本がありました。

なかなか目にすることが出来ない三葉虫を見られて満足でした!

最近化石が好きになり、集め始めました。
主に三葉虫とアンモナイトを集めていますが、気になる化石も集めています。
名称、産地等の情報は手に入れた時の情報を記載しています。
化石の知識が乏しいので、読み方や間違いを指摘して頂くことは大歓迎です。
ただし、ネットリテラシーに配慮したコメントをお願いします。

当面更新頻度が多目です。フォロー頂いている方はウザいと思われるかも知れないです。申し訳ございません。
ミューゼオの流儀に慣れていないので、無言フォローをします。すみません。逆に無言フォローして頂くのは全く問題ないです。

Default
  • File

    Trilobites

    2024/08/17 - 編集済み

    展示三葉虫の顔触れは、以前から変わっていませんが、コレクターとしては、ここのイソテルスは見ておかないといけないですね。私はこれを見てしまったので、市場に出てくるイソテルスを比較してしまい、購入が後回しになってしまいましたので。ミュージアムショップに昔からのコレクターのバイブルとなっている企画展の図録は残ってましたか?

    返信する
    • File

      トリロモト

      2024/08/17

      ありがとうございます。このイソテルスは本当に素晴らしかったです。大きさもですが、質感と姿勢が鳥肌ものでした。他の三葉虫も素晴らしかったですが、このイソテルスは断トツの存在感でした。
      企画展の図録はまだ10冊以上ありました。1冊持っているのですが、まだ1冊500円なので、2冊買ってしまいました。

      返信する