2023年音響の旅

初版 2023/10/02 22:19

改訂 2023/10/03 22:01

スピーカーが劣化するだなんて知りませんでした。

たまたま読んだスピーカーエッジの交換記事で初めて知った衝撃の事実です。

内部に可動部品があるわけじゃないし、

ネットワークなんかのコンデンサーが死んだりするようなことはあるだろうけど基本的に古いものでもノーメンテでオッケーっしょ

と思ってこういう古いスピーカーを愛用してました。

ケンウッドのOMNI-7っていう無指向性スピーカーです。

1993年製造。ちょうど今やり直してるロマサガ2と同い年ですね。

30歳ですか。

合わせていいアンプを買っちゃったので音はこんなもんだろうと思ってましたが劣化してるよね。

いや絶対劣化してる。

現状を把握したいのでとりあえず分解してみます。

裏側はこんな感じ

ねじを外して外して

ようやくスピーカーとご対面です。

やっぱ割れてますね、スピーカーエッジ。

俺はいつも自分の可能性を信じているので初めての試みですが臆することなくスピーカーエッジを交換していきます。

まずは劣化し放題のスピーカーエッジを除去します。

左下に見えているの交換用の新しいスピーカーエッジです。

専門業者から買いました。

ここまで作業して気付いたんですけど、

このスピーカーは作業スペースが激狭。

この隙間に指や工具を差し入れて作業するなんて難度高過ぎ

焦ったりキレたりしてスピーカーのコーン紙を痛めてしまっては元も子もなくなるので慎重に。

コーン紙の裏側に除去できなかったスピーカーエッジの端が残っています。

ここに新しいスピーカーエッジを接着するので接着剤が乗るように傷を付けていきます。

この作業がほんとに苦痛でした…

ここからは作業に夢中で写真を撮り忘れてます。

古いスピーカーエッジを除去

コーン紙裏側に接着剤を塗布

新しいスピーカーエッジ内周に接着剤を塗布して貼り合わせ

フレームと新しいスピーカーエッジ外周に接着剤を塗布して貼り合わせ

ガスケットに接着剤を塗布してスピーカーエッジ外周に接着

作業が終わりました。内部の清掃もできて 気分爽快です。

湿度が高かったので接着剤が乾くまで72時間待って音出しです。

アポロ宇宙船の司令船みたいなスピーカーが蘇りました。

作業が終わってからだいぶ待ったので劣化状態の音はもう覚えてませんが今回の作業には大満足です

ご覧いただきありがとうございました。

いやぁ、カジュアルオーディオって本当にいいもんですね

時計、筆記具、レトロ、アウトドア。
108よりも多い煩悩を抱えて生きています

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    個人遺産の博物館

    2023/10/03 - 編集済み

    私も以前このスピーカーを使用していました。
    無指向性なのでリビングで軽めのBGMを流すのに向いていて重宝していましたが、見た目がゴツくて家人に撤去されました(笑)。
    ウチのエッジはまだまだ大丈夫そうでしたが、日が当たる場所やエアコンなどで乾燥しがちな部屋だと早くエッジが劣化しちゃいますね。

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      transpolar

      2023/10/03 - 編集済み

      よく言えば存在感がある、悪く言えばインテリアとなじみにくいスピーカーですよね。ご家族からNGが出るのも納得です(笑)それでも今ではけっこう人気のあるスピーカーみたいですよこれは中古で買ったんですが、我が家も基本的に湿度は低いので気をつけつつ愛用していきたいと思います。コメントありがとうございました。

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