1948Tucker セールス用パンフレット

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1948Tucker
今回紹介するのはその車を販売するためのパンフレットです。

車のデザインで特徴的なのは前方に突き出したノーズにヘッドライト・重心低めで空力を意識させる流れる様なボディライン。
また安全性も重視しており、衝突時にフロントガラスが前方に落下する+飛散防止ガラス採用。
前方にはスチールで補強されたバルクヘッド(ダッシュパネル)装着。
ハンドルを切った時にヘッドライトもその方向に向き照らすライト(今で言うAFS)。
シートベルトも取り入れる(当時他社は取り入れている車は少なかったらしいです)。
運転席にはハンドル・スピードメータ以外には前方内装関係の突起物は衝突時の安全性を考えて一切無くした。
通常助手席にあるクローボックスもフロントドア内に収めで助手席の安全確保に努めました。
乗り降りしやすい様に切り込まれたドア、ステップダウンフロアを備えた広々とした 6 人乗りキャビン。

等・・

この様にデザインもカッコよく、安全性も考えられた車ですが、実際には1947年から1949年3月までに50台しか製造されませんでした(完成車50台+試作車1台+半完成車+車の部品数台分)。
これはビッグ3(F社・G社・C社)がこの車に脅威を感じて、上院議員と結託して ありもしない車を販売しようとしていると詐欺で訴え資金繰りに詰まり会社が立ち行かなくなり終焉した様です。

なおこのタッカーは世界中で人気があり生産された内46台は現存しており、日本ではトヨタ博物館と鹿児島の企業の合計2台あります。

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