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1/18 Solido ポルシェ 935/78 "モビーディック"
1978 Le Mans 8th Manfred Schurti / Rolf Stommelen 911の最終形態とも言えるのがこの935/78。 極端なワイドボディ、ロングテール化が行われ、その特徴的なスタイルからモビーディック(白鯨)と呼ばれました。 ダイキャストでモデル化されることがなかったマシンですが、満を辞してソリドからリリースされました。 買いやすい低価格なモデルではありますが、開閉部がドアしかありません。 好きなモデルなので本当はオートアートが作って欲しかったです…。 樹脂製の太いアンテナが付いていたので、台座を加工し、実車のイメージに近いさかつう製の洋白丸線に差し替えています。 また、塗装の質があまり良くないので、コンパウンドで磨くのは必須ですね。
プロトタイプ ソリドszk
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1/18 CMC メルセデス・ベンツ 300SL W194
GP Bern 1952 Karl Kling 1500台限定 F1スイスグランプリの前座として開催された、ベルンGPに参戦した車両が再現されております。 他バリエーションとして同じくベルンGPに参戦した赤の16号車(ルドルフ・カラツィオラ)、水色の20号車(ヘルマン・ラング)もリリースされました。 レースではこちらの緑の18号車(カール・クリング)が優勝しております。 CMCは20年以上前にパナメリカーナに出場した4号車もリリースしておりますが、近年発売されたこちらのモデルはかなり改修が加えられております。 ・デカールをタンポ印刷に変更 ・プラ製シャーシを金属製に変更 ・オイルタンクキャップに開閉ギミック追加 ・三角窓の開閉ギミック追加 ・ワイパーを金属製の精密なものに変更 ・取り付けのダボ穴が目立つヘッドライトを奥行きのあるタイプに変更 以上の点がアップグレードされています。 古くにリリースされたCMCのモデルはダイキャストの質が悪く、ひび割れや崩壊を起こしております。 近年のモデルに関しては明らかに高品質ですので、問題ないとは思いますが、状態管理には気をつけたいところですね。
プロトタイプ CMCszk
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1/18 AUTOart トヨタ TS020
1999 Le Mans 2nd 片山右京/鈴木利男/土屋圭市の 日本人トリオでル・マン2位を飾った車両です。 霜降り肉のような98年型も良いですが、やはりマルボロカラーとなった99年型は今見ても美しいです。 あわや優勝というところでタイヤがバースト、悔しい2位となってしまいましたが、片山右京の猛追は今でも伝説の走りとして記憶されています。 モデルは古いオートアート製ですが、前後カウルの着脱、ドアの開閉ができます。 近年のプロトタイプカーモデルはドアしか開かないものが多いので、この時代のモデルが恋しいです。 フロントノーズ部の下地がおかしいのか、ほぼ全てのモデルで塗装がひび割れています。
プロトタイプ オートアートszk
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1/18 Mattel Elite フェラーリ 512S スパイダー
1971 Daytona 24 Hours 2rd Ronnie Bucknum / Tony Amamowicz フォードGTを締め出す名目で排気量規制が行われ、同じクラスで参戦していた330P4も追い出されてしまいました。 これにエンツォが激怒し、次年の1968年シーズンは不参加でしたが、その翌年に最低精算台数が25台に飽和され、この512Sを開発しました。 ポルシェは先んじて917シリーズを投入、これが言わずと知れた最強マシンでしたので、フェラーリは影に隠れがちでしたが、それでも唯一張り合えていたマシンと言えるでしょう。 モデルはマテル製、一見悪くないように見えますが、実車と見比べるとイマイチ似ていません。 フロントがぼってりとしており、タイヤが大きすぎる気がしますね。 ただ、前後カウルが外せるギミックは非常に好印象です。 フロントの配線やエンジン周りもマテルにしてはだいぶ頑張ってると思います。 正直手に入れようか迷っていたのですが、最近エリートシリーズの高騰が凄まじいので、定価付近で買えるうちにということで購入しました。 ニック・メイスン所有モデルなど色々な仕様がありましたが、やっぱりクラシックフェラーリはNARTがいいですね。
プロトタイプ マテルエリートszk
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1/18 Mattel Elite フェラーリ 333SP
1999 Sebring 12 Hours Max Angelelli / Didier de Radigues / Anthony Lazzaro 1973年の312PB以来フェラーリはスポーツカーレースから退いておりましたが、MOMOの社長であるジャンピエロ・モレッティの提案で21年振りに参戦することになりました。 と言ってもワークス参戦という形ではなく、あくまでプライベーターへ供給、サポートを名目としておりました。 F92Aを起源にもつF50用自然吸気V12エンジンをチューンし、ダラーラ製のシャーシに搭載。 出来上がったのがこの333SPというマシンです。 ポルシェ962のように数多くのプライベーターに供給され、長い間スポーツカーレースを席巻しました。 ただ、このマテルエリートのモデルは333SPの輝かしい戦歴の中ではイマイチパッとしないセブリング58位の車両を再現しております。 セブリングでは何度も優勝しているのになぜ1999年を選んだのか…。謎です。 オリーブガーデンのグリーンで塗られたフェラーリというのはなかなか新鮮ではあるのですが。 モデル自体は通常版と比べると別物と言えるほど手が加えられております。 デカールの上にしっかりとクリアが吹かれているのが好印象です。 だからこそぶっとい牽引フックがちょっと目立ちますね。
プロトタイプ マテルエリートszk
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1/18 GMP フェラーリ 412P
Le Mans 24H 1967 North American Racing Team Pedro Rodriguez / Giancarlo Baghetti フォード GT40に後塵を拝したフェラーリは、同じように物量作戦に出ました。 ワークスの330 P4をバックアップすべくプライベーターに供給されたのが、この412Pというマシンです。 アメリカのナショナルカラーであるホワイトに青ストライプというカラーリングがとても綺麗ですね。 深紅のワークスマシンが至高ではありますが、NARTの白馬もまた別の良さがあります。 ボデイはP4とほぼ同じですが、エンジンや足回りは前年のP3のものが使われております。 開発初期はP3/4と呼ばれておりました。 GMPはそこの違いも細かく作り分けております。 フロントのダクト、ルーフ、ワイパーの取り付け部の形状が微妙に違います。 オートアートや京商であれば間違いなく作り分けないでしょうね。 エンジンは直列のファンネルが並んでおり、P4よりもスッキリとした印象です。 精密感は素晴らしいですが、このモデルは一段と塗装が弱い感じがします。 特にフロントカウルは結構ブリスターが発生してしまっております。 他で出品されている個体を見ても大体の出てますので、工場側の問題でしょうね。 330 P4同様あと1歩という感じです。
プロトタイプ GMPszk
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1/18 AUTOart ポルシェ 917 LH
24H Le Mans 1971 Jo Siffert / Derek Bell ガルフカラーのGT40でも有名なJWAの917です。 常勝チームに、マシンはル・マンスペシャルのLH「ラングヘッグ」、ドライバーは最速のポルシェ使いであるジョー・シフェールというラインナップ。 明らかに優勝最有力候補ですが、実際に優勝したのはザルツブルクの917Kでした。 リアを覆うスパッツが悪さをし、オーバーヒートで途中リタイヤ。 予選では最速でしたが、レースはそう簡単ではありませんね。 このガルフカラーの917LHはミニカー界隈ではかなりの人気でミニチャンプスの1/43ですらプレミアが付いておりますね。 例に漏れずこのオートアートのモデルもなかなかのプレミアが付いており今では手が出ません。
プロトタイプ オートアートszk
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1/18 AUTOart ポルシェ 917K
24H Le Mans 1970 Winner Richard Attwood / Hans Herrmann ポルシェ初のル・マン優勝車として有名な車両ですね。 このモデルはポルシェミュージアム特注となっており、ハンス・ヘルマンのサインがカウルに署名されております。 また、通常版との違いとしてデカールが全てタンポになっていたり、カウルのつっかえ棒が増設されていたりと細かな部分に違いがあります。 917Kはル・マンで連覇することになりますが、翌年のシャークフィンのついたマルティニカラーのマシンはこのスケールではなかなかモデル化されませんね。 ノレブからギミックのないプロポーションモデルが出ておりますが、やはりオートアートから出て欲しいですね。
プロトタイプ オートアートszk
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1/18 AUTOart ポルシェ 917 LH
Le Mans 24H 1970 V.Elford K.Ahrens Jr. 917のロングテール仕様です。 917Kと比べるとテールはもちろん、フロントの形状も全く違います。 最高速は917Kと比べ、+40km/hほど出たそうです。 ポルシェとしてはル・マンスペシャルであるこちらが本命であり、実際予選ではトップタイムを記録しています。 レースではポールから飛び出すもののすぐにエンジントラブルでリタイアしてしまいます。 結果的に予選では15位だった同じザルツブルクチームの917Kの方が優勝するのですから、レースはわかりませんね。 映画「栄光のル・マン」でもかなり目立ってましたね。 ユノディエールを全開で抜けていく姿がとても印象的です。
プロトタイプ オートアートszk
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1/18 EXOTO フォード GT40 Mk-Ⅳ
1967 Le Mans 4th ブルース・マクラーレン / マーク・ダナヒュー 言わずと知れたエグゾトの傑作モデルですね。 この時代のエグゾトは精密感、組み立て精度共にトップクラスです。 同年のル・マンで優勝した1号車もいつか手に入れたいですね。
プロトタイプ エグゾトszk
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1/18 PMA ポルシェ 906 LH
1966 Le mans 5th Hans Herrmann / Herbert Lrnge 映画「フォードvsフェラーリ」の舞台となった1966年ル・マンに参戦した車両です。 総合1-2-3位はGT40が独占しましたが、4-5-6-7位は実はこのポルシェ906が続いて入賞しています。 2Lプロトタイプですので、速さはフォードGT40、フェラーリ330P3に全く敵いませんが、それでもこの高順位ですので、マシンの信頼性の高さが伺えますね。 モデルはドイツの老舗ミニカーメーカー、ミニチャンプス製です。 ミニチャンプスはクオリティにバラつきがあるのですが、ポルシェ、BMWなどの本国モデルは気合が入っております。 この906もエンジン部のパーツ数、塗り分けなどはかなりのもので、エグゾト製の910と並べても全く見劣りしません。
プロトタイプ ミニチャンプスszk
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1/18 CMC フェラーリ 312P スパイダー
売却済 1969 Sebring 2nd M.アンドレッティ / C.エイモン 50年代のマシンを多く手がけるCMCでは珍しい60年台後半のプロトタイプマシンです。 成績はパッとしませんが、この時代のフェラーリは官能的なボディラインが非常に魅力的ですね。 このモデルは既に中古相場10万越えとなっており、今では手の届かない存在ですね。 当時定価で入手しましたが、私のコレクションの中でも最も高価なモデルです。
プロトタイプ CMCszk
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1/18 CMC フェラーリ 312P ベルリネッタ
1969 Le Mans Prototype CMCで立体化されるのは珍しい60年代末期のマシンです。 なぜ得意分野である250LMなどを飛ばし、成績も微妙な312Pをモデル化したのかは謎ですが、やはりこのロー&ワイドなフォルムはカッコいいですね。 また、スパイダーはゼッケンありなのですが、ベルリネッタはプロトタイプのみのリリースというのも謎です。 おそらくは元々は様々なバリエーション展開予定のところが、採算がとれなかった為、中止になったという感じでしょうか。 1600以上のパーツが使われているらしく、正直やり過ぎなぐらいの精密度です。 設計は物凄いですが、組み立てはあくまで大量生産品なので個体差が激しいらしいですね。 この個体はまだ症状が目立たない方ですが、ホイールがトー角が明らかに狂っているものもあるそうです。 CMCは基本個体差が少ないブランドですので、本当にやり過ぎてしまったのでしょうね。
プロトタイプ CMCszk
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1/18 GMP フェラーリ 312PB
Daytona 1972 World Champion M.アンドレッティ/J.イクス フェラーリのスポーツカーレースワークス参戦最後のマシンとなった312PB。 参戦したレースで全戦優勝するという圧倒的な戦闘力を持ったマシンですが、耐久性に難があった為ルマンには出場しておりません。 このモデルを製作したのはGMPなのですが、良い意味でらしくないというか、ハンドメイドの荒さが全く無立ちません。 エグゾトの一回り上のクオリティを誇る気合の入ったモデルなのですが、いかんせんマシン自体の人気がなく、当時はあまり売れなかったようですね。 このモデルを出した直後、業績が悪化し、最近まで休業していたようです。 確かに官能的なスタイルを持つPシリーズの中でも、312PBだけはカンナムライクというか、本当にF1にエアロカウルを被せただけといった見た目ですからね。
プロトタイプ GMPszk
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1/18 EXOTO シャパラル 2F
1967 24 Hours of Daytona Driven by: Phil / Mike Spence 1967年のデイトナ24時間レースに参戦したマシンです。 様々な先進技術をモータースポーツに取り入れたシャパラルですが、このマシンも例に漏れず可変式リアウイングが初めて採用されたエポックメイキングな車両です。 レーシングカーはMT以外ありえない時代に3速ATを採用。 クラッチペダルでリアウイングを可変させるという構造になっていたそうです。 唯一ダウンフォースを味方に付けているマシンですので、当然ながら予選ではブッチギリの速さを見せ、ほとんどのレースでポールポジションからスタートしますが、オートマが耐えられず大体リタイアしています。 ただこの技術は後年は当たり前のように使われ、今でいうF1のDRSなんかにも通じています。 モデルはエグゾト全盛期時代のものですので、クオリティは一級品です。 CMC並みに各部にギミック充実しております。 タイヤの着脱、各給油口全て開閉致します。 カウルのチリ合わせの良さはもちろん、シャーシのディテール、エンジン回りの配線類は実車そのまま。 ガソリンを入れれば今にも動き出しそうです。
プロトタイプ エグゾトszk