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史上最大の侵略
ウルトラセブンは、1967年10月1日より、1968年9月8日までTBS系TVで放映された円谷プロ&TBS制作の特撮ヒーロー番組です。全49話ですが今では不幸な事件により全話見ることができません。もう、50年以上前の番組ですから見たとこが無い方が多くいると思いますが、オジサン的にはドストライクです。他のヒーロー番組と違い、なんだか難しく、そして怖かったことを覚えております。 大人になって色々な事情を知り、改めて見ると本当にすごい番組だったんだなぁと感慨ひとしおです。 「史上最大の侵略」は、ウルトラセブン全49話を1話ごとに侵略星人を倒して攻略するキャンペーンゲームタイプの同人ゲームです。このゲームを知るまでは、はっきり言って同人ゲームを見下していました。ゲームはプロが作るもの、そのプロでも時々外したゲームを作るのに、ましてや素人が…という典型的な食わず嫌いだったのですが、このゲームを知った時には衝撃が走りました。そして、同人ゲームを初めて自分のお金を出して購入しました。プレイしてみて、プロもアマの無いなぁ、才能ある人はやっぱりすごいものをつくるんだ。としみじみ思いました。何と言っても、その題材の取り上げ方の着想点が素晴らしいです。各話の特徴を生かしつつ、ウルトラセブンだけでは勝てない、ウルトラ警備隊だけでも勝てない、両者協力し合って初めて地球の平和を守れるのだという、本来の番組のテーマまでを内包したシステムには感心しきりです。 ウルトラセブンを知らない人にも一度は遊んでほしい一品です。 同人ゲームで版権に絡んでいることに対しては一言いいたいことはあるのですが、もしかして許可を取っているかも知れないので何も言わないでおきます。ゲームの素晴らしさに免じて。 #ウルトラセブン #同人ゲーム #史上最大の侵略
ルールブック1冊(3P) 侵略カード45枚 インフォメーションカード7枚 イベントカード20枚 隊員カード7枚 兵器カード6枚 カプセル怪獣カード11枚 ウルトラセブンカード1枚 侵略マーカー30枚 ダメージマーカー13枚 エリアマーカー6枚 エネルギーマーカー2枚 3本 同人 戦術級カードゲームちょこ大佐
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Harry Harrison's the return of the Stainless Steel Rat(ステンレス・スチール・ラットの帰還)
「ステンレススチールラットの帰還」は、ハリーハリソンのスペースオペラ「ステンレススチールラット」シリーズをモチーフとし、鬼才コスティキャンがその雰囲気を存分に活かしたパラグラフ形式を載せたソリティアゲームです(一応2人でもプレイ可)。原作の小説もまた良くて今までのスペースオペラとは少し違い、ハードボイルドと言うかダンディと言うか、アニメで言う「コブラ」や「ルパン三世」の雰囲気に近いネオスペースオペラです。SSRの小説は日本ではサンリオ文庫から発売されており、今でも古本屋では人気のシリーズとなっています。 搭載システムのパラグラフ形式というのは、昔はやったゲームブックのように、プレイヤーの行動や戦闘の結果次第でストーリーがどんどん変わって進行していくというタイプのゲームです。同誌「パンドラ号」のシステムと同じで、それを更に原作付きで発展させたという感じですが、いくぶん実験的すぎるシステムでちょっと盛り込みすぎた感はあります。が、それを気にさせないのが、これ。見てください、この斬新なマップ。初めて見た時には衝撃が走りました。自由な発想から作られた独創的な、芸術的と言えるほどのデザイン。ゲームって、こんなに自由なんだと感激しました。今でも大好きなゲームです。このゲームを知ってから、今までヒストリカル一筋だったのがSFというジャンルにも興味が湧き、そしてAres全制覇を目指しました。Aresのゲームは実験的なものも多いですが、独創的で魅力的なゲームばかりです。 #ハリーハリソン #ステンレススチールラット
1本(パラグラフ形式) 無し 戦闘級パラグラフ形式 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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The Wreck of the B.S.M. PANDORA(パンドラ号の遭難)
「パンドラ号の遭難」は、SPIから刊行されたSFファンタジーゲーム専門誌”Ares”2号の付録として発表された、ソロプレイでも遊べる船内探査ゲームです。1986年に雑誌タクティクス26号に付録として再販されました。また、好評だったので後にAres6号に「パンドラ号の航海」という姉妹ゲームが発表されています。 ゲーム内容はタクティクスに再録されたものを別アイテムで紹介していますのでそちらをご覧ください。 https://muuseo.com/simulationgame/items/119 SPI社がSFファンタジー推しとして発刊したこのAresのゲーム群は、システムもさることながらその独創的なマップが素晴らしいのです。区分け的にへクス方式やエリア方式などの一般的なマップの枠に囚われず、合理的でシステムに適合していてさらに美しく、それこそ芸術的といってもいいぐらいのものもあります。どんな天才がこのような奇想天外なマップを考案したのでしょう。見ているだけでうっとりするものばかりで、このマップにほれ込んでAres全巻揃えようとして、ゲームがついていない号以外全部入手したのですが、不幸な事故により大半を失ってしまいました…。その顛末はいつか日記にでも書きましょう。 #パンドラ号の遭難 #ダニガン #アレス #SPI #SFゲーム
1本 後に続編「パンドラ号の航海」発売 戦闘級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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生物調査船パンドラ号の遭難(The Wreck of the B.S.M. PANDORA)
生物調査船であるパンドラ号は、幾多の惑星を回り、貴重な宇宙生物を採取、保存し、その任務を終了し帰還の途についていた。乗組員がコールドスリープで人口冬眠についている間、探査船は自動航法で超高速航法から離脱するその時、事件は起こった。ワープアウトしたその宙域で恒星爆発が発生し、探査船はそれに巻き込まれて壊滅的被害を受けてしまった。船内の電子機器は強烈な紫外線で焼き切れ、主要システムとバックアップシステムの両方が機能しなくなった最悪の状況で、採取した宇宙生物と乗組員は機能を停止した人口冬眠装置から目覚めたのだ。イレギュラーな冬眠解除により、乗組員の意識は朦朧とし、何が起こったのか把握できずにいたが、事態は更に最悪な状況に進んでいた。乗組員の覚醒と同時に、採取した宇宙生物も覚醒し、船内をうろつき始めていたのだ。中には凶悪な生物もいる中、半壊した宇宙船で乗組員は果たして帰還できるのだろうか…。 「パンドラ号の遭難」は、SPIから刊行されたSFファンタジーゲーム専門誌”Ares”2号の付録として発表された、ソロプレイでも遊べる船内探査ゲームです。船内にうろつく危険な宇宙生物を再捕獲または倒し、船体を修理し、主要システムを再稼働しなければなりません。天才ダニガンが作ったSPI全盛期のこのゲーム、面白さ太鼓判です。 #パンドラ号の遭難 #ダニガン #アレス #SPI #SFゲーム
1本 後に続編「パンドラ号の航海」発売 戦闘級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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死の迷宮(Death Maze)
「死の迷宮」は、1979年にSPIよりボックスゲームとして発売されたSFファンタジーゲームです。プレイヤーは冒険者のパーティを組んで迷宮を探索し、モンスターが徘徊し宝箱がちりばめられた迷宮から、一定以上の宝と経験値を得て生きて脱出するのが目的です。 マップが存在せず、進むたびにチットを引いて迷宮の通路を作るという、毎回迷宮の構造が変わって何度もプレイできるRPG的要素をふんだんに盛り込んだ、いかにもSPIらしい意欲的な実験作でした。 (追記) 当時では画期的なシステムで人気があり、またミニゲームなので雑誌付録にし易いということで1979年SPIから最初にオリジナルとして5.95ドルのボックスタイプ、3.95ドルのソフトパック(ミニゲームシリーズ「マジックカプセル」#2)が発表された後、1988年にホビージャパンのタクティクス#52の付録として、そして2003年に国際通信社のRPGゲーマーVol.2の付録として発表されています。 #デスメイズ #死の迷宮 #SPI
1本 SPIミニゲームシリーズ「マジックカプセル」#2 戦闘級ダンジョン探索 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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MARKET MADNESS!
「マーケットマッドネス」は、株式市場をシミュレートするゲームです。プレイヤーは株主のひとりとなり、5種類ある銘柄の株を売買し、一番の金持ちを目指します。株は3株単位で現在の単価から上下し、一度に何株買うか悩みどころです。プレイヤーの売買が終了したら、各プレイヤーに配布されている流動化カードをプレイします。流動化カードには、ある銘柄が1ランクダウンしたり、アップしたりと市場の変動が支持されており、これにより株式の値段は上下していきます。ある銘柄が1株20ドルを突破すると暴騰となり、持ち株1株につき20ドルに換金されます。またある銘柄が1株0ドルに下降すると暴落となり持っている株式は紙くずと化します。ウォーゲームでないこのゲームを今ではなんでこれを購入したかわからないのですが、当時は結構面白いゲームだと思いました。特にボーナスルールを採用すると、購入数や売却数により株価が上下し、流動化カードだけでなく自分の売買によってある程度株式が操作できるので、共同して暴騰を狙ったり、トップの持ち株銘柄を暴落させたりと熱くなったもんです。しかし、パッケージ裏に”1979年に81000人のプレイヤーがマーケットマッドネス大会に参加した。”とあるのですが、そんな大会いつ行われたのだろう…。 #マーケットマッドネス #ヤキント #株式売買ゲーム
1本 ヤキントアルバムゲームズ 株式市場シミュレーション 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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Swashbuckler
”銃士”とは、一般に言われる銃を持った兵隊ではなく、アレクサンドル・デュマ・ペールの小説「三銃士」の登場人物ダルタニアンなどのように、細身の剣やサーベルなどを主武器にした、速度、軽快性、そして何より心意気を大事にした剣士を指す。勿論、やぼな甲冑や防具などは身に着けず、しゃれた服装を身に着けていた。もとはフランスのルイ13世のころの護衛銃士隊である。護衛銃士隊への入隊基準が当時の他の近衛隊に比べて緩かったため、王に武勇を見せて立身出世を狙う平民の男が入ることが多かった。そのため、本来伊達男たるべき銃士の中にはゴロツキも多かった。また、海賊に身を落とすものもいた。 「スワッシュバックラー(銃士)」は、そんな17世紀の銃士と、同時代の海賊らの乱戦を再現するゲームです。パイレーツオブカリビアンのジャック・スパロウ役のジョニー・デップを思い浮かべてください。あれがそうです。このゲームでは海賊船の甲板で、寂れた居酒屋で、レイピアを持った銃士と、サブレを持った海賊が、バトルロイヤルを繰り広げるのが再現できるのです。戦いの場にはテーブル、イス、ビアジョッキ、シャンデリア、宝箱など雰囲気抜群のギミックが満載で、これらを有効に使った格闘を制したものが勝利します。ビアジョッキやイスを投擲したり、シャンデリアにぶらさがって相手を蹴飛ばしたり、テーブルを押し込んで相手の行動を制限したり…帽子を振ったり(ダメージは与えられませんが、相手をビビらせることはできます)。まるで映画の一シーンを再現できるこのゲーム、さすがB級ゲームの雄、ヤキントの作品です。 #スワッシュバックラー #ヤキント #大乱闘
1本 ヤキントアルバムゲームズ 決闘級バトルロイヤル 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐