ブッダは実在しないのか? (サンガ新書 69)

出版社 ‏ : ‎ サンガ
発売日 ‏ : ‎ 2016/6/25
新書 ‏ : ‎ 243ページ

島田裕巳 (著), 藤本晃 (著)

ブッダは、いたのかいなかったのか?
ブッダとは、いったい誰なのか?
むしろ仏教に、ブッダは要らないのか?

一切のタブーなしに仏教とブッダの関係を掘り下げた注目の対談。
歴史上のブッダの実在に疑問を投げかけた『ブッダは実在しない』(角川新書)で物議をかもした島田裕巳氏に、気鋭の仏教学者でテーラワーダ仏教徒である藤本晃氏が論戦を挑みました。
最新の研究を検証して、歴史上のブッダの実在を論議。ブッダの実在を論証する藤本氏と島田氏のガチンコ対決は、果たして明確な答えが出るのか、まさかの展開です。

そしてブッダの実在性を語ることは、実は西洋伝来の近代仏教学との相克に陥った日本仏教を語ることでもあることが、対談の中で浮き彫りに。
近代以降の日本仏教が抱えた相克と矛盾は、果たして超克されるのか。

浄土真宗の現役僧侶でもある藤本晃氏が身を挺して切り開く、テーラワーダ仏教以後の日本仏教の在り方とはいかなるものなのか、波乱含みで展開するスリリングな対談です。