悪と日本人
出版社 : 東京書籍
発売日 : 2009/12/18
単行本 : 239ページ
日本人にとって悪とは何なのか。
国民参加の裁判員制度実施に伴い,
人は何を基準に人を悪人と決めるのか,
悪の軽重はどこで決まるのか,
そもそも,人はなぜ悪を犯すのか,
法曹界のみならず,宗教界をも巻き込んだ議論は尽きない。
ここには,日本人の宗教の根幹が問われている。
罪と罰の問題,親鸞と悪人正機の問題,オウム事件と日本宗教の問題など,現代人がついに直面した諸問題の解決を徹底的に追究する。
日本を代表する宗教学者・山折哲雄がこの難題に立ち向かう。
吉本隆明,島田裕巳,平野啓一郎との世代を超えて,核心に迫った対談も収録。