夏の終わりに

初版 2018/09/09 22:56

暦の上ではもう秋とは言うものの、真夏の酷暑を引き摺るかのような残暑が続いていますね。また、先週も台風21号の上陸及び北海道胆振東部地震が発生しましたが、この夏は大きな地震と風水害が日本列島の至る所にその爪痕を残しました。被害を受けた皆様には心よりお見舞い申し上げます。


さて、当館ではこの夏、「地震にも負けず、風水害にも負けず」気持ちを奮い立たせていこうという方々を応援する意味合いも含めまして、僅かずつではありますが展示車両の増強を進めて参りました。おかげさまで多くの皆様にもお越し頂き、誠にありがとうございました。

重陽の本日は当館初の試みとしまして、従来より展示しておりました近鉄21000系電車において追加展示を実施致しました。


前者は登場以来の“アーバンライナー”としての姿。そして後者は今回追加致しました“アーバンライナーplus”の姿です。実車は塗色の変更もさることながら、接客設備や内装において時代の要請に応えるべく大きく手を加えることとなったわけですが、そのような時代の流れの中でも、“アーバンライナー”で確立した車体外形は決して色褪せていないどころか、現代にも十分に通用するスタイルであると言えるかと思います。「アーバン現象」を知る世代の皆様は勿論のこと、“アーバンライナー”と同世代もしくは後輩にあたる世代の皆様にも、この電車の設計の先進性を味わって頂ければと思う次第であります。


時は季節の変わり目に移ってまいりました。長い酷暑による疲労も現れやすくなり、体調を崩しやすい時期となります。どうぞ皆様、ご自愛下さいませ。


#アーバンライナー

#2018年

当電気鉄道では“魅力ある車両が魅力ある路線を作る”を合言葉に、優等列車用の人気車両から輸送力増強のための実力派車両まで、幅広く積極的に導入しております。

…との宣伝文を錦の御旗に掲げて(笑)少しずつ収集してきた模型鉄道の車両たちや鉄道関連書籍をお目に掛けたく運営しております。
なかでも、模型鉄道の車両たちに関しては、模型の製品としてではなく実物の車両についての様態を記すこととしました。当館をご来訪の皆様に様々な鉄道車両に親しんで頂けるきっかけ作りやお手伝いが出来ましたらば、大変嬉しく思います。

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