日本の美術 No.444 和物茶碗 林屋清三

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豊富な図版で和物茶碗を解説した本です。

この中では、和物茶碗の一楽、二萩、三唐津について、語呂合わせで唐津を三としているが、本来は長次郎にはじまる楽茶碗、次いで高麗茶碗に通じる素朴な作振りの唐津、そして萩であったと考えられるとし、萩茶碗が声価を高めたのは千家流の茶人に愛好されたからであり、萩焼茶碗は和物茶碗全体の中にあっても特に重視される存在ではないように思われる、としています。

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