大樋焼 銘老松

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老松
大樋年郎作
十代大樋長左衛門襲名前の作品です。
時習軒十世細田宗永の書付と老松の銘があります。

菅原道真の庭には梅と桜と松の木がありました。道真が太宰府へが流されたとき、道真は梅に和歌を贈り、梅が道真の後を追って太宰府へ飛んでいったのが飛梅です。
この話には続きがありまして、梅だけが和歌を贈られたことを桜は悲しんで枯れてしまいました。桜は枯れてしまったのに松はつれないと道真に咎められた松は梅を追いかけて太宰府へ向かった。これが老松だそうです。

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