• ドイツな「She's My Baby」

ドイツな「She's My Baby」

初版 2024/09/29 11:41

改訂 2024/09/29 18:25

アルバム『Traveling Wilburys Volume 3』からの1st シングル、
『She's My Baby』。

うちにはそのUK盤🇬🇧が7インチと12インチの2枚、既にあるのだけれど、
「ドイツ盤はジャケが微妙にUK盤と違う」という理由で先日
この🇩🇪ドイツ盤7インチが我が家にやってきまして。
要はジャケ買いです(笑)。

(詳しくはアイテム登録参照)

そしてこうなれば、前から持っているUK盤7インチと比べてみたくなるのが人情という訳で、
7インチ同士を聴き比べてみよう!となったのですが
実際両方鳴らしてみましたら、ドイツ盤🇩🇪の音、思いのほか好みでして。

まず音が大きいので、元々力強いイントロゆえ出だしからドカーンと音が迫ってくる感じ。
そしてその音自体が、UK🇬🇧程低音域を追い求めていない分とてもスッキリしているので、非常に軽快で楽しい!でも、かといって低音が出ていない訳ではなく出る所はしっかり出ている、とてもバランスの良い音作りになってます。曲の持つ雰囲気にピッタシなのDeath✊🔥



となると、じゃあ🇬🇧は良くないの?…と言われたらそれは否で、
確かに🇩🇪と比べてしまうとちょっと重さは感じてはしまうけれど、
UK盤🇬🇧のUKらしくしっかりエグい低音域(特にゴリゴリなホーンセクション)は、やっぱりたまりません!✊🔥

ただ、このドイツ盤🇩🇪のすごい所は、
音の力強さではUK盤12インチに全然引けを取らない事。

12インチ盤はそのLPサイズから来るアドバンテージがあるので、一音一音のクオリティについては勿論UK12インチに軍配なのですが、
音圧に関してはかなり肉薄していて、盤面をたっぷり贅沢に使っている12インチに迫るというのは、7インチとしては かなりの事!

🇩🇪ドイツ盤、7インチでこのパワー…だとすると、もしこれが12インチになったら
一体どうなっちゃう!?
嗚呼…これは
12インチなドイツ盤🇩🇪も聴いてみたくなっちゃう案件😅💦
…てな訳で、






ドイツ盤🇩🇪12インチ登場!🔥

ちょうどいいお値段のが国内オークションにありまして。
…沼った!🤣

せっかくなので、まずは外身から。
表面は7インチ同様、背景の花と右側の女性がよく見えるデザイン。
そしてジャケ裏面には「MADE IN GERMANY」の文字
また、UKのそれはジャケというよりスパイン(背)のないスリーブで、取り出し口は上側なんですが、
こちら🇩🇪はしっかりとスパインがあり取り出し口は横。
LPジャケットの形をしています。
背があるとレコード棚の中で埋もれず探しやすいんですよね♪
うちにある他のドイツなマキシシングルも皆ジャケは背のあるタイプなので、ドイツ人はこっちが好みなのかも!?

*

続いて盤とレーベル。
A面の音溝はUKより外周に寄せて彫られています。
12インチで一番美味しい、より音が良いとされる外周に重きを置いた戦法。
前に同じく12インチ「Cheer Down」で🇬🇧🇩🇪比較した時も同じ傾向だったのを思い出します。
レーベルはといえば、外周リム3時の方向に『MADE IN GERMANY』が見えますが、もっと分かり易いとこで言えば、 

左側に見える四角でで囲まれた『GEMA/BIEM』に、下側の楕円の中にある『LC』な表記が、紛れのないドイツの証。

で、ここから肝心の12インチ同士の聴き比べ。

まずは基本情報から。

She's My Baby UK12inch盤

【Matrix】
W9523(T) A2 / W9523(T) B2

She's My Baby ドイツ12inch盤

【Matrix】
R/S Alsdorf 759 921799-0-A , R/S Alsdorf 759 921799-0-B

このマキシシングルには
【A面】
■She's My Baby


【B面】
■New Blue Moon (Instrumental Ver.)
■Runaway (Original ver.)
の3曲が収録されています。

感想

比べてしまうと全体的にUK盤の方は12インチになってよりパワーの増した強めの低音域が中高音域を飲み込んでしまう結果となり、かなり重たい印象。

一方ドイツ盤の方は、中高音域に重きを置いた分、良い意味とてもスッキリしていて、それぞれの楽器の音が満遍なく楽しめまして、アコギの音も非常に煌びやかで気持ち良い✨

特にB面1曲目のインストゥルメンタルな「New Blue Moon」はインストなので今までつまらないと思ってたんですが、このドイツ盤のそれはとても明るく賑やかで楽しかった!

またB面2曲目「Runaway」、このマキシシングルに収録されているのはサブスクで聴けるシンセサイザーがリードを取るバージョンとは異なり、ギターがメインなオリジナルVer.なんですが、
間奏のアコギとハーモニカの音は断然🇩🇪ドイツ盤の方が響きが綺麗。
UK12インチはこの曲かなり暗い印象ですが、ドイツ盤は軽快で、曲の持つ疾走感が増しているように感じます。
でもこれはUK盤が劣るというよりは、ドイツ盤の出来が良いのではないかと。
ただドイツ盤、12インチだとパワーアップしてしまう分高音がちょっと耳についちゃう箇所があるので、今回の4枚の中では、ドイツ盤7インチが私にはベストかな〜。
それにしても。同じシングルで同じヨーロッパの盤なのに、それぞれこんなに違うとは。

これだからレコードは面白い!
そして楽しんだ結果、
Discogsに載っているこのシングルレコードのバリエーション5種類のうち4種類が揃ってしまったとさ(笑)
***

おまけ)

昨日荷物が届きました。

4×4マスなレコード棚w
これであと160枚位はレコード増えても大丈夫かな!?🤣

しばらくは収納の心配はなさそうです(笑)


という訳で、おしまい。

利右衛門(リエモン)です。
ビートルズとジョージ・ハリスンが大好きで、UK盤を中心にアナログレコードを集めてます。

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  • File

    MATHEW STREET 1962

    about 2 hours ago

    うぉぉぉぉぉぉー。

    She's my baby 祭り!

    12”ドイツ盤もゲットですか。 凄い!😱

    返信する