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バットマン コンプリートTVシリーズ ブルーレイBOX
1966年から68年に渡って放映された、アダム・ウェストがバットマンを演じたテレビドラマシリーズのコンプリートボックス。 80年代以降ダークでシリアスな部分が押し出されたバットマンと違って明るいノリのコメディタッチです。 日本語版に当たって一部のキャラクターの名前が変更されていますが、キャットウーマンのミス・キャットはまだしも、リドラーのナゾラーはちょっと間抜けな感じ(間違っちゃいませんが)。 吹き替えキャストではバットマンが広川太一郎というのも今から見ると不思議で、ジョーカーが滝口順平というのも変則的。 中でも、セクシーイメージのキャットウーマンを演じるのが来宮良子さんというのは・・・。 ホラー系番組のナレーションにしょっちゅう起用されていた晩年からは、想像がつきません。 大塚周夫さんは悪党紳士ペンギン役で、これは後年のイメージともそんなに違いません。 「とにかく口パクを合わせろ」 という強い指示があったのか、言葉の強弱や息継ぎの不自然さが非常に目立つ本作の吹き替え版。 しかし苦労をする他のキャストを尻目に、 "常に煙草を咥えていて口の動きがハッキリしない" というペンギンの特徴を活かして、会話的にセリフを喋っている大塚さんは、周りから羨ましがられたのではないでしょうか。
海外テレビドラマ ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント バージェス・メレディスqqtys
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オーディオテクニカ ATH-EQ500
今までなかなかお目にかかれないようなオーディオ機器ばかり紹介してきました。 が、何を隠そう、自分が最も愛用しているのはこの耳掛け方式の安物ヘッドフォンなのです。 実売1500円程度ですから、イヤホン・ヘッドフォンの中でも下の下と言ってよいでしょう。 色が派手なピンクなのは、これしか地元の電気店で売ってなかったからです。 ちなみに二代目。 PC用のヘッドフォンとして愛用していますが、これになるまで紆余曲折がありました。 いまから15年ほど前にPC用として手軽でそこそこの音質のヘッドフォンを探していたのですが、なかなか見つからず。 そんな中見つけたのが、当時100円ショップのダイソーで売っていた100円ヘッドフォンです。 これが強調感の無いとても自然な音質で、どんな高級イヤホンよりも(私の耳には)バランスが良く、愛用していたのですが、所詮100円、すぐぶっ壊れてしまいました。 何度も買い替えていたのですが、そのうち200円に値上がりし、ついには消えてしまいました。 そこでちゃんとしたメーカー品で、似たような音質のものがないものかと探し求めて出会ったのが、オーディオテクニカのATH-EQ300M。 これも現行品で実売1000円以下の安物ですが、耳掛けの部分が硬いため長時間の装着が辛い。 最終的に装着感のよい上位のEQ500に収まりました。 音質が300Mと違うという方もいるようですが、正直それが聞き分けられる人は極少数だと思います。 耳掛けタイプですが非常に軽量なので重さは気にならず、イヤーハンガー部分が弾性パーツなので長時間つけていても痛みがありません。 28㎜のダイナミック型ドライバーを使用しているので、言ってみれば28㎜口径のスピーカーを耳の傍で鳴らしている状態に近く、自然な音場と癖の無い音質を持った個人的名機です。 これが型落ちになったら本気で困りますし、もしアナウンスが出たら一生分を買いだめする覚悟です。 もう一つ大きな特徴として、ドライブする装置にあまり影響されず、ソースそのものの素性をよく引き出してくれる良さがあり、このヘッドフォンの音をどう感じるかが、本格的に組むオーディオシステムを考える上で重要だと言っても過言ではないと思います。
オーディオ機器 オーディオテクニカ 1500円程度qqtys
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『ぼのぼの』劇場公開版
1993年に公開された、いがらしみきお原作の劇場アニメ作品。 後にテレビアニメにもなっていますが、声優のキャストが異なります。 内容は・・・あまりにシュールでちょっと理解に苦しみます。 なんというか、演出や間の取り方もかなり独特で、ある意味哲学的な作品。 で、大塚周夫さんが"アライグマくんのお父さん"という役なんですが、これがまたかなり特殊なキャラクター。 この世のありとあらゆるものが大嫌いで、ムカつくと息子をぶん殴るという、とんでも親父なのです。 その殴られるロクデナシ息子が屋良有作さんというのも、非常に面白いところ。 この作品で、ぼのぼの役を務められた、藤田淑子さんに哀悼の意を表して・・・。
アニメ映画 バンダイビジュアル 5000円程度qqtys
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吹替の力『戦略大作戦』
#DVD #映画 傑作『戦略大作戦』に、テレビ放映時の吹き替えを収録した初回限定生産品。 あちらのキャストもクリント・イーストウッド、テリー・サバラス、それにドナルド・サザーランドと濃いが、日本語吹き替えも山田康雄、大平透、宍戸錠と濃い。加えて永井一郎、村越伊知郎、大塚周夫、納谷六朗、富田耕生、若本規夫・・・と脇に至るまでとにかく濃厚。 大塚周夫さんは「だから言ったろ!」と悪態を吐くのが仕事のリトルジョーをあてている。 リトルジョー役のスチュアート・マーゴリン、「俺の顔なら大塚周夫の声がぴったしだろ?」と言わんばかりの濃ゆい顔(周夫さん本人にもよく似ている気がする)をしているのだが、大塚さんが当てたのは『戦略大作戦』と『メタルブルー』の2本だけ、すごく勿体ないと思うのは僕だけだろうか? (ちなみにスチュアート・マーゴリンはブロンソン主演の『狼よさらば』で建設パートナー会社の担当者役で出演していたりします。吹き替えは家弓家正さん) 午後のロードショーで録画して見まくった身としては、出来ればテレビ放映尺での再生モードをつけてほしかった・・・。 2019/2/20追記:どうやら2019年5月にポストカード等をオミットして再販されるようです。
映画ソフト ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント スチュワート・マーゴリンqqtys