大塚周夫と若山弦蔵の共通点
初版 2019/12/01 20:27
改訂 2023/04/06 12:01
大塚周夫さんと若山弦蔵さん、どちらもアテレコ界の巨匠として異論は無いと思います。
このお二人、実は若いころに影響された、好きな俳優がリチャード・ウィドマークという共通点があります。
『死の接吻』での殺し屋トミー・ユードー役、なにより不気味な笑い方はお二人とも研究されて真似をされたようです。
結果的には、「ウィドマークをやらせてください!」と自ら売り込んだ大塚周夫さんが完全なフィックスになりました。
でも、もしかしたら若山弦蔵さんのウィドマークがお茶の間に登場していた可能性も・・・。
大塚周夫さんの吹き替えるリチャード・ウィドマークを、若山弦蔵さんはどんな風に思っていたんでしょうか?
#参考
#知りたい
woodstein
2019/12/02若山氏がどう思っているのかは想像の域ですので、それは置いておいて、個人的な感想を言わせてもらいますと、リチャード・ウィドマークの特に初期の役柄は割と敵役が多く、時には野卑な台詞回しをすることがあるわけで、そうなるとこれは大塚氏の巧さに敵う声優は殆ど見当たらない、それに対し若山氏がそういう野卑な台詞回しをされてもどうもピンとこない、例えばテレビドラマ『アンタッチャブル』のフランク・ニッティ(ブルース・ゴードン)というギャングの役なども違和感がある、どうも若山氏の声にはある種のお上品さがあり、大塚氏よりはやや芸域が狭い、という感じですかね。ですので、大塚氏がリチャード・ウィドマークのフィックスだったのは正解だったと思います。
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