雫茶碗
村越琢磨作の白釉の極上茶碗。
「雫茶碗」と書かれた銘木箱入りです。 雫は、窯の天井や窯の棚に積もった灰が溶けて作品に落ち、雫や滴を形成する、自然で計画外かつ予測不可能な窯の現象です。 非常に人気のあるこの白いボウルは、中央に溜まった緑色の灰の液状の流れによって縁が完璧に打たれ、内側と外側の両方に完璧に流れ落ちています。 縁が波打った「五山」の形をしており、少し変形しています。大きさは12.5 x 13.5 x 8.5 cmで、アーティストから直接譲り受けたもので、完璧な状態です。
村越琢磨は、ただ土を扱って生きるという謎の人物の一人です。陶芸で生計を立てようとはしていませんが、その原始的なアプローチにより、作品の需要が高いファンを獲得しています。1954年に愛知県で生まれ、1980年に京都の陶芸家:梅原武平の指導のもとで陶芸の道を歩み始めました。非常に粗い信楽釉を好み、1997年に京都の清水焼地区に自分の窯を築き、2002年に長岡に移りました。競争の激しい展示会の世界を避けているものの、東京銀座の名門ギャラリー黒田陶園での個展をはじめ、日本の著名なギャラリーの多くで作品が取り上げられています。