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Cyphaspides ammeri
姿勢は丸まっているのですが、細部が恐ろしく微細で素晴らしいです。 Trilobita, Aulacopleuridae Cyphaspides ammari CHATTERTON et.al 2020 Middle Devonian Bou Tchrafine Formation Tafilalt, Morocco Prepared by Ait Hassaine Hammi
Bou Tchrafine Ait Hassaine Hammi モロッコ三葉虫の巣穴
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子供の三葉虫
なぜか幼体の三葉虫は化石としての産出数は少ない。おそらく化石に残りにくいのでしょうね。 世界遺産Fezouata層から産出されるおそらくAsaphellus 大きさは5mmほどですが、やはり頭部の尾板大きくいかにもかわいらしい子供のプロポーションです。
Fezouata モロッコ 5mm三葉虫の巣穴
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中葉と側葉とのバランスが変なLichas
希少種Lichas marocanusですが、どうも真ん中の葉が肥大して、その分側葉が小さく委縮しているように見えます。これが生存時のプロポーションなのか、化石化過程の変形なのかはよくわかりませんが、真ん中だけこのようにぷっくりと変形するのは不自然ですし、逆に側葉の萎縮があることで、全体の形は通常どおりになっています。面白い。
モロッコ 胴 Upper Ordovician三葉虫の巣穴
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Ampyx nastus
ボディに内蔵固着の痕跡を残す(とされる)Ampyx nastusの美標本。 怖くて箱から出せませんが、見ごたえあります。 Ampyx nasutus DALMAN, 1827 Lower Ordovician Kunda level Putilovo quarry, St. Petersburg,Russia
Kunda level ロシア Lower Ordovician三葉虫の巣穴
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Koneprusia sp.
棘棘三葉虫の最高傑作ともいえるKoneprusiaの仲間ですが、まだ記載された種名を見たことがありません。棘の先端部分が黄色く変色しているのはこの種の標本に共通しており、面白い現象です。尾棘周辺の構造は圧巻のひとこと、とても見ごたえある標本です。さすがH氏。
モロッコ 28mm Lower Devonian三葉虫の巣穴
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Tropidocoryphe 肋部喰われ
左肋葉3枚喰われの希少種 先端がこんもりとケロイド状に治癒 上半身は頬棘がかぶさっているので、なかなか喰われにくいところ。
Timrhanrhart Morocco 左三葉虫の巣穴
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Hemirhodon amplipyge 尾板複数喰われ
98mmと大きく立体的、外殻は漆黒で分厚い 尾部が複数ざっくりと喰われています。 同産地からは複数のアノマロカリスが見つかっていますので、 逃げおおせたのですが、お尻だけがぶっとやられたのでしょうか。
Marjum アメリカ 尾板左三葉虫の巣穴
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Hoplolichoides conicotuberculatus(自在頬棘喰われ)
右自在頬の先端半分が喰われ、治癒している状態。 残りは完全体で美しい。
ロシア 頭部右自在頬 Ordovician三葉虫の巣穴
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Paleonurus ?触角付き
Paleonurus?? うねうね明瞭な触角付き Lower Cambrian Issafen
モロッコ Cambrian三葉虫の巣穴
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三葉虫の触角
最近注目の産地、モロッコのFezouata層から、頭部に割ったまんまの触角がついた三葉虫。 おそらくBavarilla。 ルーペで見ると、節も見えそうな・・・
31mm Lower Ordovician モロッコ三葉虫の巣穴
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Pseudoasaphinus 右頭部喰われ
喰われモノ数の少ないロシア産の大型種ですが、見事に右側に治癒痕があります。 あわせて右自在頬棘部分がいびつになり、先が少し長く伸びています。 ここをざくっと損傷し、頬棘を含むブロックが隙間を埋めるように再構成したように見えます。 Pseudoasaphinus tecticaudatus Middle Ordovician Vilpovisty quarry St.Petersburg, Russia 130mm直線
130mm Middle Ordovician Russia三葉虫の巣穴
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Arctinurus boltoni 右自在頬喰われ
右自在頬の先端が喰われて尖がって治癒しています。 この部分以外にもこの標本はブツブツが細部まで保存された上質のものだと思います。 さすが三葉虫の女王と言われる種類。痛々しさにも品がある!?
Rochester Shale アメリカ 頭部右自在頬三葉虫の巣穴
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Illaenus sp. 尾板喰われ
面白い形状。大きく喰われたあとで成長したのでしょうか?
尾板右 Middle Ordovician Russia三葉虫の巣穴
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Ceratarges 右頬棘のツイスト
長く伸びた右の自在頬がぐるんとツイストしてしまっている珍しい標本。 生物鉱物である外殻がこのようにくるんと(折れているのではなく)不自然な方向に曲がっているのは始めてです。 それ以外の部位はとても上質。さすがEXTINCTIONS CHOICE。
Middle Devonian Djbel Zireg, Morocco三葉虫の巣穴
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Scutellumの一種、頭部左喰われ
非常に細かな棘が尾板辺縁部に密集する。左自在頬の根元から欠損し、ゆがんだまま治癒している。 他の部位はとても高品位なプレパレーション。
デボン紀 モロッコ三葉虫の巣穴