-
HATFIELD AND THE NORTH / THE ROTTER'S CLUB
V2030 1975(1977), UK VIRGIN 3rd press カンタベリーロックの最高傑作と名高い2nd 1stにうっすらと残るサイケデリックの残り香は2ndでは全く感じられない。 このアルバムを名作にしているのは、テクニカルでスリリングでシリアスな演奏なのに、聴いた後の全体的印象としてはどこまでもポップでポジティブ。 同時代のプログレやジャズのようにしかめ面して聴くのをせせら笑っているかの様。 基本的には苦手なタイプの音なんだけど、スルっと最後まで聴けてしまう不思議なアルバム。 レコードの話。 このアルバムはコロコロとレーベルデザインが変遷しており、初盤はお馴染みのツインドラゴン。翌年にはレッドツインズになるが、白リム付き。 その翌年には白リムが取れてこのデザインに。 #HATFIELDANDTHENORTH #CanterburyRock #philmiller #pippyle #richardsinclair #davestewart #progressiverock #jazzrock https://youtu.be/VbtADIXvC3A
Canterbury Rock JAZZ ROCK LP, Album UKNaokeith
-
HATFIELD AND THE NORTH
VIP-6910 1978(1974), JPN VIRGIN white label "見本盤" IMMEDIATEのソフロデュオTWICE AS MUCHを UPしてから、その関連するアーティストを数珠繋がりで聴いて来た。 CAROL GRIMES AND THE DELIVERYを母体に一方はTWICE AS MUCHのD.スキナーとCAROL GRIMESが合体してUNCLE DOGに。 残されたメンバーを核に、もう一方はカンタベリーロックの最大の果実と言われるHATFIELD AND THE NORTHに行き着く。 HATFIELD AND THE NORTHと言えば、この次に発表した2ndのROTTER'S CLUBがとにもかくにも絶対的な評価だけど、1stも捨てたもんじゃない。 とはいえ、ここで聴かれるキーボードの音色が個人的にかなりニガテで、「こんなもんFUSIONぢゃねーか」と途中で聴くのを辞めようと思う瞬間が何度か訪れる(あくまでも「個人の感想」death) そんな時たち止まらせてくれるのが、リチャード・シンクレアのジェントルなボーカル。 キャラバン時代から彼のボーカルに、デヴィッド・シンクレアの「くぐもったオルガンの音色」こそが自分の中のカンタベリーなので(ソフツ派ではなくキャラバン派ですね)そのシンクレアブラザーズの片割れがボーカルとして参加しているHATFIELD AND THE NORTHは自ずと聴かない訳にはいかないのです。(そんな得意じゃないけど) 我が家のレコードは日本盤再発時の見本盤。 1978年に購入した際の所有者のサイン(笑)付き。 "トミエ・ホンマ"さん。 78年にこんなアルバムを買う女子。 今やさぞ素敵な歳の取り方をさらているのかな。 と会ったこともない前所有者に思いを馳せるのもこれまた中古レコの良い所。 落書きあり。として価値を落とすとか無粋な事は言わないの。 #Canterburyrock #hatfieldandthenorth #PhilMiller #RichardSinclair #PipPyle #DaveStewart やっぱこれ。このジェントルな声こそが英国。 https://youtu.be/mBCT5Hzxts8
Canterbury Rock Rock LP, Album JPNNaokeith
-
CAROL GRIMES AND DELIVERY / FOOLS MEETING
CAS 1023 1969, UK B&C RECORDS Org. TWICE AS MUCHのD.スキナーがキャロル・グライムス達と結成したUNCLE DOGを先にUPしたが、そのキャロル嬢が以前組んでいたバンドがDELIVERY キャロル嬢は、何人かいる「英国のジャニス」のうちの1人だが、残りのメンバーはカンタベリー系ジャズロックの最重要バンドハットフィールド・アンド・ザ・ノースへと発展してゆく(スティーブ・ミラー、フィル・ミラーのミラー兄弟、ピップ・パイル、ロル・コックスヒルにロイ・バリントンの布陣。後にロイとキャロル嬢が脱退し、デリバリーは解散。そこにリチャード・シンクレアが加入し再結成〜ハットフィールドへと発展) 文で書くと何が何だかなのだけど、個人的に昔からファミリー・ツリーが大好き。 離散集合を繰り返したり、音楽的志向も180度違ったバンドへの加入脱退を繰り返したりと…ファミリーツリーを眺めているだけでいろんな物語が見えて来る。 これは 英国ロック 米国ジャズ 新日を軸としたプロレス団体 に顕著で、ファミリーツリーを片手にその音を追っかけたり試合を見るのが大好きなんです(笑) で、肝心のデリバリーは キャロル嬢のR&B志向とバックのジャズロック志向のせめぎ合い(バックが基本キャロル嬢に寄せている)そんなチグハグさが愛おしい1枚だったりするアルバムで、時々聴きたくなる1枚です。 #carolgrimes #PhilMiller #SteveMiller #RoyBabbington #pippyle #lolcoxhill #Canterburyrock #bluesrock #progressiverock #carolgrimesanddelivery ジャニスに寄せすぎの感はあるがカッコいいの一言!バックの演奏も単なるR&Bバンドでは全く出せない不思議な味がヤバい https://youtu.be/qGlgULlQ57U https://muuseo.com/naokeith/items/932
Canterbury Rock Rock LP, Album UKNaokeith
-
THE SOFT MACHINE / Volume One & Two
GTSP 204 1973, UK PROBE 2 Record Set ソフツの1stは英本国では発売されなかった。 結局発売は73年になってから2ndと一緒の2LP仕様での発売まで待つ事になる。 K.Ayersは脱退したといえ、2ndまではまぁなんとか同じバンドとして聴けるので、このパックは良いかな。 別にこんなレコ、正直必要性は薄いけど、英国バンドのソフト・マシーンを英国盤で聴く。と言う事からは逃れられなかった。そんな感じ(そこまで高いブツでは無いです(笑)) #thesoftmachine #softmachine #kevinayers #robertwyatt #mikeratledge #hughhopper #psychedelicrock #Canterburyrock https://youtu.be/FwJ0LodfHUc
Canterbury Rock Rock 2LP, Album UKNaokeith
-
KEVIN AYERS / おもちゃの歓び(紙ジャケ)
TOCP-67357(SHVL 793) 2004(1969), 東芝EMI 紙ジャケCD w/DISKUNION特製復刻帯&収納BOX(箱の歓び) 紙ジャケCD 当時の紙ジャケはとにかく気合の入れ方が違った。レーベル面も忠実に再現しているだけでなく、インナースリーヴまでご丁寧に復刻。 赤黒も収納BOX&復刻帯と言うコンボをいつもキメていた。紙ジャケにとって本当に良い時代だったと思う。個人的には今は紙ジャケは収納の邪魔だったりする関係上、なるべく避けたいのが本音(笑) この頃の紙ジャケは、しかしながら、日本の職人が作るミニチュアへの拘り。みたいなものを感じ、感服してしまいます。 そんなことよりこのCDの最大の売りは、シド・バレットが参加したレリジアス・エクスペリエンスが収録された事が重要&なかなか入手できなかった初期のCDが一斉に集まって、GW明けくらいだったかなぁ…(嘘かも)今思うと、自分にとって最初で最後の来日公演の予習が出来た事が最大の思い出のCDだったりします。 (予習の甲斐なんて全く無いただの酔っ払いでしたが…) #kevinayers #紙ジャケ#sydbarrett #psychedelicrock #Canterburyrock #thecake #EleanorBarooshian https://youtu.be/VKEuSU10LNA
Canterbury Rock Rock 紙ジャケCD JPNNaokeith
-
KEVIN AYERS / JOY OF A TOY
SHVL 763 1969, UK HARVEST without EMI logo,gramophone rim Org. MAT : 1/1 mother,stamper : 1,G/1,G AFTER THE CAKE Pt.3 ソフツを1stでとっとと脱退したバンドの中心人物。 自由でボヘミアンでダダイズムな初期ソフツの作風そのもののKEVIN AYERSの1st ソロ。 ソフツの1st、WHY ARE WE SLEEPING?でバッキングボーカルをとった、Eleanor Barooshianをソロ1作目の中でモチーフとして曲を作っている。 タイトルはEleanor's Cake(Which ate her) なかなか意味深なタイトル(笑) そこここかしこで浮名を流した生粋のボヘミアン、K.AYERSの事。何もなかったはずは… それはそれとして、おもちゃの歓び。 このアルバムは本当に大好きで、それこそ「擦り切れる」まで聴いた1枚。 サイケデリックでプログレッシブで難解でポップ。どこを切り取っても違う顔が覗く。 稀有なアルバムです。 #kevinayers #psychedelicrock #Canterburyrock #robertwyatt #EleanorBarooshian #thecake #mikeratledge #hughhopper https://youtu.be/uCMJf4P3ePY
Canterbury Rock Rock LP, Album UKNaokeith
-
THE SOFT MACHINE
CPLP 4500 1968, US PROBE Org. AFTER THE CAKE Pt.2 カンタベリーロック=ソフトマシーンと言い切っても差し支え無い代表的バンド、ソフトマシーンの1stは、UKでは当時発売されず、US発売のみ。 CAKEのJeanette Jacobs(動かない子)とEleanor Barooshian(ブロンドの子)の2人はDr. John,Night Tripperの活動後に渡英し、Eleanor Barooshianは、そんなソフツの1st Albumにコーラスとして参加をしている。 ちなみに、Jeanette Jacobsはジミヘンと交流を深めており(どうも付き合っていたっぽいとも)、ハグしている写真などがすぐにネットで見ることが出来る。 サイケでポップで退廃的で文学的なソフツの1番良い所が凝縮されている1stは、音楽的傾向からすると、厳密にはカンタベリーロックと呼べるようなものでは無いんだけど、やっぱり自分はソフツの1stはカンタベリーロックの永遠の金字塔。だと思っている。 #softmachine #thesoftmachine #kevinayers #robertwyatt #mikeratledge #thecake #eleanorbarooshian #Canterburyrock #psychedelicrock https://youtu.be/b_89yTK6zU8 WHY ARE WE SLEEPING?でEleanor Barooshian がコーラス参加しています⭐︎
Canterbury Rock Rock LP, Album USNaokeith
-
NATIONAL HEALTH / OF QUESAND CURES
CRL5010 1978, UK CHARLY Org. カンタベリーオールスターズ的バンド、ナショナル・ヘルスの2nd ナショナルヘルスは、ハットフィールド&ザ・ノースとギルガメッシュが合体したようなバンドで、正統的カンタベリー(変態ジャズロック)ミュージック。 これも他のカンタベリー系バンド同様、人の出入りが激しく、このアルバムに参加していないが、あのビル・ブルフォードや、ニール・マーレイ(ナショナルヘルスを脱退してホワイトスネイクへ)なども在籍していた。 基本は、デイヴ・スチュワート(Key.)とフィル・ミラー(G.)のハットフィールズ組を中心とした複雑な展開のプログレとジャズロックのまさにあいのこの様な楽曲が並ぶ。 ちなみにナショナルヘルスとは、英国のメガネの配給制度(メガネを国が無償で提供する。ダサいやつだけど)の事。 #Canterburyrock #nationalhealth #davestewart #philmiller #johngreaves #pippile https://youtu.be/W3dlt1TGAKo
Canterbury Rock Rock LP, Album UKNaokeith
-
MIKE OLDFIELD / TUBULAR BELLS
V2001 1973, UK VIRGIN white/black dragon Label Org. MAT : 2U/3U 1st press ポッと出の通販会社だったVIRGINレコードが英国有数のコングロマリットになる礎になったアルバム。 K.エアーズの子分だったのに、親分が一生かかっても手に出来ない富を…て、つくづくバクチだとこのアルバムを聴いて色々と思う。 で、本人はこの後一生この呪縛に悩まされる事になる。 いろんな人のいろんな人生を狂わせたアルバム。 まさにエクソシストなアルバム。 #mikeoldfield https://youtu.be/KXatvzWAzLU
Canterbury Rock Rock LP, Album UKNaokeith