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- THE KINKS / ARTHUR OR THE DECLINE AND FALL OF THE BRITISH EMPIRE (MONO)
THE KINKS / ARTHUR OR THE DECLINE AND FALL OF THE BRITISH EMPIRE (MONO)
NPL 18317
10,Oct.1969
UK PYE Org.
アーサーは僕の個人的な意見だけどキンクスの最期の傑作だと思っている(当然異論は認める。あくまでも私見)
本作以降山の様に出てくるコンセプトアルバムはその内容も回りくどく、レイせんせの拗れに拗れた厨二病にはもはやついて行けないし、正直あまりピンと来ない。何よりこのアルバム以降、肝心の音がイマイチ自分の好みから離れて行くよう(ローラで詳述したいと思う)に感じてしまっている
従って僕の中のキンクスの最高傑作はフォーキーサイドではヴィレッジグリーンなのは異論はないけど、ロックサイドでは圧倒的にアーサーが最&高なのだ
で、ビレッジグリーンがルーラルロックに振り過ぎた事もあり、アーサーでのロックンロールへの復権が頼もしくも嬉しい
本作のテーマはごく一般的な労働者階級の家族が大英帝国から二つの対戦を経て運命に弄ばれながらも平凡に生きている1日を切り取ったお話。
(シャングリラという街に住むアーサーは戦争で息子を亡くした鬱屈とした思いをチャーチルに向けており、大英帝国への失望からいつかはオーストラリアへの移住を夢見なながら平凡に暮らしている。)そんなお話
お話的にも日本人でもまぁまぁわかりやすいし、そこまで荒唐無稽でもない。また、シリアスな話も陽気なロックンロールで語られているので、音楽としても全然楽しめる
そしてどれもこれもなんとなく無邪気なとっつきやすい曲が並んでいる
元々テレビドラマの企画だったものがその企画自体がポシャって実態の無いサウンドトラックという点もなんかキンクスらしくて好き
まぁ、傑作です!
ただ残念な話として、オリジナルメンバーのPete Quaifeがリハ参加程度で正式脱退してしまい、後任にJohn Daltonが加入。結局レイせんせの独裁が益々顕著に…(◞‸◟)
レコードの話
1969年にもなるとステレオが主流
モノは正直激レア
ただ、RUNOUTにはSTEREOの文字がそのまま残っていたりする所を見ると、恐らくステレオのfold-down mixである事は(多分)確定だと思う
ただでさえ全く売れてないアーサーの中でも圧倒的に数の少ないモノラル盤はコレクターとして持っていたい1枚である事は確か(苦笑)
#kinks #raydavies #davedavies #mickavory #johndalton
やっぱ1曲目のビクトリア聴くだけで楽しくなる
そんなキンクス久しぶり
これは72年のスタジオライヴから
https://youtu.be/SvOiXjRqk0Y?si=tXu0_fGEzzzsPHUt
