MT-32 復活計画

初版 2019/09/25 21:13

改訂 2019/09/25 21:30

DTM黎明期の標準MIDI音源だった「MT-32」(1987年発売)を書庫から発掘。32年前に購入したMIDI機器がWin10環境でも使えるのか試してみました。


Roland MT-32

Roland MT-32 | Vintage Synth Explorer

   

http://www.vintagesynth.com/roland/mt32.php

ROLAND MT-32

http://piano.tyonmage.com/roland/mt-32.html


完璧に動作することを確認。当分これで遊べそうです。




「MT-32」は2バージョンあるのですが、私が持っているのは最初期のもので、ROMにデモソングが入っていません。


MT-32/CM-64 Datasheet

Roland MT-32/CM-64 Datasheet

*1 初期型にはヘッドホン端子がない。初期型は処理が遅く、短時間に大量のメッセージを送ると取りこぼすことがある。 *2 実際に鳴るのはGS音源で、音源固有のエクスクルーシブは利用不可。 *3 初期型には GM Level1 のロゴがない。 *4 パネル操作で操作モードを切り替える必要がある。

http://ohta.music.coocan.jp/packen/module/cm64/index.htm


MT-32 ROMプレイの方法

MT-32 ROMプレイの方法

http://ohta.music.coocan.jp/packen/module/cm64/mt32demo.htm


MT-32はGM規格ができる前の音源で、音色の配列がGMと大きく異なっています。


Roland MT-32 LA音源 トラック2~9で使える音色

MT-32/CM-32L/CM-64 LA音源 トラック2〜9で使える音色

http://ohta.music.coocan.jp/packen/module/cm64/cm6401.htm


サクラでMT-32をテストするプログラムを書いてみました。




// CH2 AcouPiano1

// CH3 AcouPiano2

// CH4 Cello1

// CH5 Violin1


TR(1) CH(2) @01 P(64-32) Reverb(20) v.Random(20) [128 l(RandomSelect(2,4)) n(Random(36,84))]

TR(2) CH(3) @02 P(64-16) Reverb(20) v.Random(20) [128 l(RandomSelect(2,4)) n(Random(36,84))]

TR(3) CH(4) @55 P(64+16) Reverb(20) v.Random(20) [128 l(RandomSelect(2,4)) n(Random(60,72))]

TR(4) CH(5) @53 P(64+32) Reverb(20) v.Random(20) [128 l(RandomSelect(2,4)) n(Random(60,72))]



MT-32とはUSB-MIDIインターフェースで接続。



MT-32のオーディオ出力をアンプ付きスピーカーに入れています。



あれ! パンの左右が逆だな。


ということで、しばらくMT-32を楽しんでみたいと思います。DTM考古学⁉です。



#MT-32 #DTM #サクラ

様々なプログラミング言語を使って、音楽を自動作曲しています。

使用している言語

・awk
・COBOL
・JavaScript
・R
・サクラ
・ドリトル
・なでしこ


山澤昭彦 音楽関係プロフィール

山形県鶴岡市出身。1946年生まれ。尺八を学生時代に青木静夫(二代青木鈴募)・横山勝也の各氏から学ぶ。退職後にリコーダーを細岡ゆきに師事。
ブログラム言語を使って音楽を生成する「Generative Music」のアルバムを多数制作、近年はコンビュータを使った映像作品と生成音楽を組み合わせた「実験音楽工房展」を東京などて開催したほか、尺八古典本曲の演奏や多ジャンルのミュージシャンやダンサーとのコラボレーションなど、複合的なアート活動にも取り組んている。

2011年「実験音楽工房 A・COMPANY」プログラムによる生成音楽 制作開始
2012年「音系・メディアミックス同人即売会 M3」出展(2012 - 2015年)
2015年「厚木リコーダーオーケストラ」入団(2019年退会)
2015年「実験音楽工房展 2015」東京・山形
2016年「実験音楽工房展 2016」東京・山形・鶴岡
2017年「実験音楽工房展 2017」東京・鶴岡
2018年「県立鶴岡南高等学校吹奏楽研究会 50周年記念コンサート」企画開催
2018年「大人のリコーダーアンサンブル」(NHK文化センター 庄内教室)講師
2019年「鶴岡水上の音楽祭」芸術監督
2019年「尺八と生成映像による 観音」ライブシリーズを開始
2020年「佳興の会」をプロデュース 現在も年4回の邦楽ライブを開催中
2020年「アンサンブル・チコーニア」結成 活動開始
2020年「K×I×Y 三人展 vol.1 - 時の断片 -」SoundScape 2020
2021年「酒井家庄内入部400年記念事業 七絃琴復興プロジェクト」代表
2022年「K×I×Y 三人展 vol.2 - 時の戯れ -」フラクタルの樹・家具の音楽
2022年「酒井家庄内入部400年記念事業 芸術祭参加」音楽絵巻 その2
2023年「K×I×Y 三人展 vol.3 - 時の覚醒 -」四字熟語・ピアノのための響
2023年「鈴木順子×山澤昭彦 二人展 MindScape」@ 鶴岡アートフォーラム
2023年「山澤昭彦とその界隈」@ TACTおとアート2023
2024年「鈴木順子×山澤昭彦 二人展 CosmicEgg」@ 御茶ノ水 Gallery 蔵
2024年「Sa・Kura Music Week 2024」@ 御茶ノ水 Gallery 蔵
2025年「祈りの残照:尺八古典本曲演奏会」@ 東京大学東洋文化研究所




https://yamazawa.bandcamp.com/

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